jevdef_get
機能
イベントサービスの定義情報を収集します。
形式
jevdef_get {-f | -e | -l [ログファイルトラップ動作定義ファイル名] | -s} [-r ホスト名[,ホスト名...]] [-h 論理ホスト名]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1base/bin/
引数
-f
転送設定ファイル(forward)の定義情報を収集します。
-e
イベントログトラップ動作定義ファイル(ntevent.conf)の定義情報を収集します。収集先ホストがWindowsの場合に対してだけ収集処理を行います。
収集先エージェントが論理ホストの場合,収集先エージェントホストの物理ホスト(実行系)のイベントログトラップ動作定義ファイルが収集されます。
-l [ログファイルトラップ動作定義ファイル名]
ログファイルトラップ動作定義ファイルの情報を収集します。ログファイルトラップ動作定義ファイル名は,任意のファイル名または相対パスで指定します。定義情報は,収集先ホストの次に示すフォルダの配下に指定されたファイル名または相対パスで収集されます。
-
Windowsの場合:インストール先フォルダ\conf\
-
UNIXの場合:/etc/opt/jp1base/conf/
上記のフォルダを含むフルパス名が256バイト以内になるように指定してください。
なお,指定する動作定義ファイル名には,: , ; * ? " < > | とタブ・スペースは使用できません。また,上位階層を示す「..\」は使用できません。
ログファイルトラップ動作定義ファイル名の指定がない場合は,jevlog.confが仮定されます。
収集先エージェントが論理ホストの場合,収集先エージェントホストの物理ホスト(実行系)のログファイルトラップ動作定義ファイルが収集されます。
-s
ログファイルトラップ起動定義ファイル(jevlog_start.conf)の情報を収集します。ログファイルトラップ起動定義ファイルを収集するには,収集元および収集先のホストにインストールされているJP1/Baseのバージョンを09-50以降にする必要があります。
-r ホスト名[,ホスト名...]
特定のホストから個別に定義情報を収集する場合に指定します。このオプションを省略すると,定義情報は一括で収集されます。複数のホスト名を指定する場合は「,」で区切ります。
-h 論理ホスト名
論理ホスト上でこのコマンドを実行する場合に指定します。このオプションを省略すると,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,自ホスト名と同じホスト名が仮定されます。
注意事項
-
jevdef_getコマンド実行時,収集先ホストのjbspluginプロセス(Windowsの場合),jbspluginデーモン(UNIXの場合)が起動している必要があります。
-
jevdef_getコマンド実行時に,収集先ホストにインストールされたJP1/Baseのバージョンが06-71以前の場合,そのホストでの処理を中断し,次の収集先への処理を続行します。
-
定義情報の収集先ホストでエラーが発生した場合は,そのホストでの処理を中断し,次の収集先への処理を続行します。
-
エラーになった収集先ホストのホスト名およびエラーメッセージは標準エラー出力されます。
-
収集した定義情報は,1行につき1,023バイトまで出力されます。1,024バイト以降は出力されません。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
引数エラー |
2 |
サービスまたは管理デーモンが起動していない |
3 |
構成定義情報取得エラー |
4 |
メモリーなどシステムリソースが不足した |
10 |
収集先でエラー |
255 |
そのほかのエラー |