jbssetadmingrp(UNIX限定)
機能
JP1/BaseをJP1/Base管理者権限で運用できる環境に設定します。また,JP1/Base管理者での運用が設定されているかどうかを確認します。
形式
jbssetadmingrp {-s JP1管理者グループ [-f] | -v}
実行権限
スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
/opt/jp1base/bin/
引数
-s JP1管理者グループ
JP1/Base管理者での運用を有効にします。このオプションを指定すると,JP1/Baseが提供するファイルおよびディレクトリにJP1管理者グループでのアクセス権限が与えられ,JP1/BaseをJP1/Base管理者で運用できるようになります。JP1/Base管理者での運用が有効な環境で,このオプションを指定した場合は,JP1管理者グループを,指定したJP1管理者グループに変更します。
なお,JP1管理者グループに指定できる文字列は,256バイトまでです。
JP1/Base管理者での運用を中断し,一時的にシステム管理者だけでJP1/Baseを運用する場合は,JP1管理者グループに次の値を指定してください。なお,JP1/Base管理者での運用を再開する場合は,任意のJP1管理者グループを再度指定してください。
SuSE Linux 15以降の場合:root
上記以外のLinuxの場合:sys
HP-UX,Solarisの場合:sys
AIXの場合:system
-f
JP1/Base管理者での運用を有効にする際に,確認メッセージを表示させたくない場合に指定します。このオプションを省略すると,JP1/Base管理者での運用を有効にする際に,確認メッセージを表示します。
-v
JP1/Base管理者の設定状態に関するメッセージを出力します。
注意事項
-
-v以外のオプションを指定してこのコマンドを使用する場合は,JP1/Baseを停止してください。
-
JP1/Base管理者での運用を有効にしたあとは,JP1管理者グループのIDを変更しないでください。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
アクセス権限変更エラー |
2 |
オプションエラー |
3 |
JP1/Base起動中にコマンドを実行した |
4 |
メモリーなどシステムリソースが不足した |
5 |
設定内容エラー |
6 |
実行権限エラー |
127 |
リソース不足以外の内部エラー |