jbsadduser
機能
JP1ユーザーを登録します。このコマンドを実行すると,登録するJP1ユーザーに対するパスワードの入力が促されます。-pオプションを指定した場合は,パスワードの入力は促されずに指定したパスワードが登録されます。-dsオプションを指定した場合は,パスワードを入力しないで連携ユーザーを登録できます。
形式
jbsadduser [-h 論理ホスト名] [-s 認証サーバ名] [-p パスワード | -ds※] JP1ユーザー名
- 注※
-
-dsオプションは,Windowsだけで使用できます。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
インストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1base/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに設定されている認証サーバにJP1ユーザーを登録します。
-s 認証サーバ名
JP1ユーザーを登録したい認証サーバを指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。
-p パスワード
標準ユーザーのパスワードを指定します。大文字と小文字は区別されます。パスワードに指定できる文字数は,6〜32(バイト)です。また,パスワードに使用できる文字は,\ " :とタブ・スペースを除くASCII文字だけです。このオプションを指定した場合,パスワードの入力は促されずに指定したパスワードが登録されます。
-ds
このオプションは,Windowsだけで使用できます。
連携ユーザーを登録する場合に指定します。このオプションを指定して登録したJP1ユーザーがログインするときは,ディレクトリサーバが管理しているパスワードを入力してください。
JP1ユーザー名
JP1ユーザーとして登録したいユーザー名を指定します。JP1ユーザー名には,小文字しか使用できません。指定できる文字数は,1〜31(バイト)です。また,JP1ユーザー名に使用できる文字は,* / \ " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | = , + ? < >とタブ・スペースを除くASCII文字だけです。
注意事項
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-hオプションによる論理ホスト名の指定,-sオプションによる認証サーバ名の指定,-pオプションによるパスワードの指定,および-dsオプションによる連携ユーザーの指定は,JP1ユーザー名の前に指定してください。
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-hオプションと-sオプションを同時に指定した場合は,-sオプションの指定が優先されます。どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されているときは,論理ホスト名として環境変数JP1_HOSTNAMEで指定されているホスト名が仮定されます。また,どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていないときは,物理ホストに対して指定された認証サーバにJP1ユーザーを登録します。
-
DSユーザーにはこのコマンドは使用できません。ディレクトリサーバでユーザーの作成をしてください。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
ユーザーは登録済み |
2 |
引数誤り |
4 |
メモリーなどシステムリソースが不足した |
8 |
認証サーバが未起動または応答しない |
16 |
認証サーバ側の処理でエラーが発生した |
24 |
不正なパスワード |
32 |
通信機能の初期化中にエラーが発生した |
128 |
内部処理で矛盾を生じた(C++の例外) |
255 |
そのほかのエラー |