12.2.1 構成定義情報の配布方式を指定する
構成定義情報の配布方式を指定する手順を次に示します。なお,構成定義情報の配布方式は,jbsrt_distribコマンドのオプションで明示的に配布方式を指定することもできます。jbsrt_distribコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbsrt_distrib」を参照してください。
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共通定義設定用ファイル(構成管理機能)のモデルファイル(jbsrt_setup.conf.model)を任意のファイル名でコピーする。
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コピーした共通定義設定用ファイル(構成管理機能)を編集する。
配布方式を差分配布方式にする場合は,JBSRT_DISTRIB_VERSIONパラメーターに1を指定します。配布方式を一括配布方式にする場合は,JBSRT_DISTRIB_VERSIONパラメーターに0を指定します。
ここでは,差分配布方式にする場合の定義を次に示します。
[JP1_DEFAULT\JP1BASE\JBS_ROUTE] "JBSRT_DISTRIB_VERSION"=dword:00000001
共通定義設定用ファイル(構成管理機能)の詳細については,「16. 定義ファイル」の「共通定義設定用ファイル(構成管理機能)」を参照してください。
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jbssetcnfコマンドを実行する。
手順2で編集した共通定義設定用ファイル(構成管理機能)を指定して,jbssetcnfコマンドを実行します。
jbssetcnf 手順2で編集したファイル名
共通定義設定用ファイル(構成管理機能)の設定内容が共通定義情報に反映されます。
jbssetcnfコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbssetcnf」を参照してください。
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jbs_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/Baseを再起動して,共通定義情報の設定を有効にする。
jbs_spmd_reloadコマンドの詳細については,「15. コマンド」の「jbs_spmd_reload」を参照してください。
これ以降,構成定義情報の更新は手順2で指定した設定で処理されます。