6.3.4 JP1/Baseの通信方式の設定を確認する
- 〈この項の構成〉
(1) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(物理ホストの場合)
-
jbsgetcnfコマンドを実行する。
jbsgetcnf >config.txt
-
config.txtをテキストエディターで開く。
-
[JP1_DEFAULT\JP1BASE]の定義内容から通信方式を判断する。
定義内容と通信方式の関係を次の表に示します。
JP1_COM_VERSION
JP1_BIND_ADDR
JP1_CLIENT_BIND_ADDR
通信方式
0
確認不要
確認不要
複数LAN接続の通信方式が設定されていない。
1
ANY
ANY
physical_anyany.confが適用されている。
1
IP
ANY
physical_ipany.confが適用されている。
1
IP
IP
physical_ipip.confが適用されている。
(2) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(論理ホストの場合)
-
論理ホスト名を指定して,jbsgetcnfコマンドを実行する。
jbsgetcnf -h 論理ホスト名 >config.txt
なお,論理ホスト名は,論理ホストのセットアップ時に指定したとおりに大文字・小文字を正しく指定してください。
-
config.txtをテキストエディターで開く。
-
[論理ホスト名\JP1BASE]の定義内容から通信方式を判断する。
定義内容と通信方式の関係を次の表に示します。
JP1_COM_VERSION
JP1_BIND_ADDR
JP1_CLIENT_BIND_ADDR
通信方式
0
確認不要
確認不要
複数LAN接続の通信方式が設定されていない。
1
IP
ANY
logical_ipany.confが適用されている。
1
IP
IP
logical_ipip.confが適用されている。
(3) ANYバインドアドレスの設定を確認する手順
jbsgetcnfコマンドを実行して,共通定義情報の定義内容を確認します。手順の詳細は,「(1) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(物理ホストの場合)」または「(2) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(論理ホストの場合)」を参照してください。
定義内容とANYバインドアドレスの設定の関係を次の表に示します。
JP1_ANY_BIND |
ANYバインドアドレスの設定 |
---|---|
IPv4 |
anybind_ipv4.confが適用されている。 |
IPv6 |
anybind_ipv6.confが適用されている。 |
ALL |
anybind_all.confが適用されている。 |
未定義※ |
IPv4アドレスだけをサーバーバインドする。 |