Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド


6.3.4 JP1/Baseの通信方式の設定を確認する

〈この項の構成〉

(1) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(物理ホストの場合)

  1. jbsgetcnfコマンドを実行する。

    jbsgetcnf >config.txt
  2. config.txtをテキストエディターで開く。

  3. [JP1_DEFAULT\JP1BASE]の定義内容から通信方式を判断する。

    定義内容と通信方式の関係を次の表に示します。

    JP1_COM_VERSION

    JP1_BIND_ADDR

    JP1_CLIENT_BIND_ADDR

    通信方式

    0

    確認不要

    確認不要

    複数LAN接続の通信方式が設定されていない。

    1

    ANY

    ANY

    physical_anyany.confが適用されている。

    1

    IP

    ANY

    physical_ipany.confが適用されている。

    1

    IP

    IP

    physical_ipip.confが適用されている。

(2) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(論理ホストの場合)

  1. 論理ホスト名を指定して,jbsgetcnfコマンドを実行する。

    jbsgetcnf -h 論理ホスト名 >config.txt

    なお,論理ホスト名は,論理ホストのセットアップ時に指定したとおりに大文字・小文字を正しく指定してください。

  2. config.txtをテキストエディターで開く。

  3. [論理ホスト名\JP1BASE]の定義内容から通信方式を判断する。

    定義内容と通信方式の関係を次の表に示します。

    JP1_COM_VERSION

    JP1_BIND_ADDR

    JP1_CLIENT_BIND_ADDR

    通信方式

    0

    確認不要

    確認不要

    複数LAN接続の通信方式が設定されていない。

    1

    IP

    ANY

    logical_ipany.confが適用されている。

    1

    IP

    IP

    logical_ipip.confが適用されている。

(3) ANYバインドアドレスの設定を確認する手順

jbsgetcnfコマンドを実行して,共通定義情報の定義内容を確認します。手順の詳細は,「(1) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(物理ホストの場合)」または「(2) JP1/Baseの通信方式の設定を確認する手順(論理ホストの場合)」を参照してください。

定義内容とANYバインドアドレスの設定の関係を次の表に示します。

JP1_ANY_BIND

ANYバインドアドレスの設定

IPv4

anybind_ipv4.confが適用されている。

IPv6

anybind_ipv6.confが適用されている。

ALL

anybind_all.confが適用されている。

未定義

IPv4アドレスだけをサーバーバインドする。

注※

新規インストールおよびバージョンアップインストール時は,未定義になります。