1.2.10 ドメインオブジェクトの形式
ドメインとは,JP1/OAがサポートするリソースが格納されている場所を指します。ドメインオブジェクトとは,リソースを指します。ここでは,リソースに定義されている属性のデータ形式について説明します。
- サポートするデータ型
サポートされる基本データ型を次に示します。
表1‒10 基本データ型 型名
説明
boolean
true or false
float
浮動小数
int
32bit符号付き整数
long
64bit符号付き整数
string
テキストデータ
注 ISO8601String,URLString,およびenumはstring型の拡張表現です。
- 日付と時間
ドメインオブジェクトでの日付と時間の指定方法を説明します。
日付と時間は,ISO8601フォーマットを使用して指定してください。フォーマットでは,「年(yyyy)」以外のすべての情報を省略できます。日付または時間が省略された場合,指定可能な最小値が自動的に追加されます。タイムゾーンが省略された場合,デフォルトでは,JP1/OAサーバに設定されたタイムゾーンが設定されます。
ただし,$queryを使用して日付と時間を指定する場合,日付と時間は省略できません。また,JSON形式で時間情報を取得する場合,タイムゾーン情報の「:」が表記されていない時間(例:2014-12-09T18:50:30.500+0900)が出力されます。JSON形式で取得した時間情報を,そのままAPIの入力に指定する場合には,タイムゾーンに「:」を追加してください(例:2014-12-09T18:50:30.500+09:00)。「:」を追加しない場合,エラーになります。
また,属性のデータ型が「ISO8601String」である場合,年月日,時刻,タイムゾーンは,次の表の形式でレスポンスボディーに表示されます。
表1‒11 年月日,時刻,タイムゾーンの形式 フォーマット
指定例
JP1/OAで処理する時刻
yyyy-mm-ddThh:mm:ss.mmmTZD
2015-12-09T18:50:30.500+09:00
2015-12-09T18:50:30.500+09:00
yyyy-mm-ddThh:mm:ss.mmm
2015-12-09T18:50:30.500.000
2015-12-09T18:50:30.500.000[ホストサーバのタイムゾーン]
yyyy-mm-ddThh:mm:ssTZD
2015-12-09T18:50:30+09:00
2015-12-09T18:50:30.000+09:00
yyyy-mm-ddThh:mmTZD
2015-12-09T18:50+09:00
2015-12-09T18:50:00.000+09:00
yyyy-mm-ddThhTZD
2015-12-09T18+09:00
2015-12-09T18:00:00.000+09:00
yyyy-mm-dd
2015-12-09
2015-12-09T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン]
yyyy-mm
2015-12
2015-12-01T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン]
yyyy
2015
2015-01-01T00:00:00.000[ホストサーバのタイムゾーン]