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JP1 Version 12 インフラストラクチャ管理 基本ガイド 


付録A もっと使いこなすには?

もっとJP1/OAを使いこなすための運用を紹介します。詳細については,マニュアルJP1/Operations Analytics 構築・運用ガイドを参照してください。

SNMPトラップを利用してリソースを監視する

JP1/OAでは,SNMPトラップを受信し,受信したトラップをイベントとしてJP1/OAに登録できます。また,トラップ通知元を管理対象としてJP1/OAに登録できます。これにより,ITリソースの状態の変化を素早く把握できます。

ユーザーアカウントをJP1/Baseの認証機能で管理する
JP1/Baseの認証機能を利用して,JP1/OAのユーザーアカウントを管理できます。JP1/Baseと連携すると,JP1/OAでのユーザー管理が必要なくなります。すでに作成したJP1ユーザーを利用することもできます。
JP1 イベントの情報を基に分析する
JP1/IMの画面からJP1 イベントを選択してJP1/OAの画面を起動できます。管理者は,JP1 イベントの情報に関連するノードを見て障害の要因を分析できます。
JP1イベントを発行する

JP1/OAの[イベント]タブに登録されるイベントをJP1イベントとして発行できます。

変更管理案件を登録する
JP1/Service Supportと連携すると,障害に対する対処などをJP1/OAからJP1/Service Supportに変更管理案件として登録できます。案件として管理することで業務の流れを可視化でき,担当者間で情報を共有して作業を進めることができます。
障害に対する対処の実行をオペレーターに指示する
JP1/Navigation Platformと連携すると,JP1/OAから障害に対する対処の実行をオペレーターに指示できます。オペレーターは,JP1/Navigation Platformの画面で対処方法を確認しながら障害を対処できます。
管理対象を拡張する
JP1/OAでは,このマニュアルで説明している管理対象のほかに,次のリソースを管理できます。管理対象を拡張することで,多様化が進んだIT 基盤システムの状況を容易に把握できます。
  • 任意のアプリケーション(サードパーティ製品など)
  • コンテナ
  • クラウド環境
  • 任意のホストまたは任意のストレージ(SNMP経由)