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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


5.13.1 前回実行履歴取得

機能

指定したIM管理ノード,または提案IDに応じた対処アクションを,前回いつ実行したかの履歴情報を取得します。

実行権限
  • JP1_Console_Admin

  • JP1_Console_Operator

  • JP1_Console_User

APIのバージョン

v1

形式
リクエスト行
POST /application/component/apivVersion/nodes/suggestions/history httpVersion
リクエストのメッセージボディー
{
    "sid": IM管理ノードのツリーSID,
    "suggestionIds": 提案IDのリスト
}
レスポンスのメッセージボディー
{
    "histories":[
        {
            "suggestionId": 提案ID,
            "label": 提案表示名,
            "jp1UserName": 対処アクションを実行したJP1ユーザー名,
            "startTime": 対処アクションの実行開始日時,
            "endTime": 対処アクションの実行終了日時,
            "status" : 対処アクションの実行状態
        },
        ...    
    ]
}
パラメーター
sid

IM管理ノードのツリーSIDを指定します。このパラメーターは省略できません。

suggestionIds

提案IDのリストを指定します。1〜1,000件まで指定できます。空のリストを指定した場合,エラーメッセージKAJY22019-Eを出力し,対処アクションの前回実行履歴の取得を中断します。

このパラメーターの指定を省略した場合は,指定したIM管理ノードにマッピングされた提案定義のうち,ログインユーザーが表示条件を満たしている提案定義について,対処アクションの前回実行履歴を取得します。

指定されたIM管理ノードのツリーSIDにマッピングされていない提案定義,またはログインユーザーが表示できない提案定義の提案IDを指定した場合,エラーメッセージKAJY22021-Eを出力し,対処アクションの前回実行履歴の取得を中断します。

ステータスコード

リクエストに対するレスポンスとして返却されるステータスコードを,次の表に示します。

ステータスコード

メッセージ

説明

200

なし

前回実行履歴の取得に成功しました。

400

KAJY22019-E

REST APIのリクエストが不正です。

IM管理ノードのツリーSIDの形式が不正,提案IDが不正,提案IDのリスト数が不正,などの原因が考えられます。

KAJY22022-E

REST APIのリクエストが不正です。

提案IDが重複しています。

KAJY22011-E

存在しないSIDを指定しているか,指定したIM管理ノードの参照権限がログインユーザーにありません。

KAJY22021-E

指定されたIM管理ノードにマッピングされていない提案,またはログインユーザーが表示できない提案の提案IDを指定しています。

403

KAJY01000-E

REST APIの実行権限がありません。

ステータスコードが200の場合に,レスポンスボディーに次の情報を返却します。

項番

メンバー名

データ型

説明

1

histories

object[]

対処アクションの前回実行履歴を配列として返却します。

指定されたIM管理ノードのツリーSIDにマッピングされている提案定義が存在しない,またはマッピングされている提案定義の中に,ログインユーザーが表示できる提案定義が存在しない場合は,空の配列が返却されます。

2

suggestionId

string

提案IDが設定されます。

3

label

string

提案表示名が設定されます。

4

jp1UserName

string

対処アクションを実行したJP1ユーザー名です。前回実行履歴が存在しない場合,このメンバーは返却されません。

5

startTime

string

対処アクションの実行開始年月,日時をISO 8601形式のUTC時刻で返却します。前回実行履歴が存在しない場合,このメンバーは返却されません。

6

endTime

string

対処アクションの実行終了年月,日時をISO 8601形式のUTC時刻で返却します。対処アクションが実行中,または失敗した場合は,空文字が返却されます。前回実行履歴が存在しない場合,このメンバーは返却されません。

7

status

int

対処アクションの実行状態です。次のどれかを返却します。

  • 0:実行中

  • 1:成功

  • 2:失敗

前回実行履歴が存在しない場合,このメンバーは返却されません。

使用例

APIの使用例を次に示します。

リクエスト:
POST http://hostname:20703/im/api/v1/nodes/suggestions/history
{
    "sid":"_ROOT_AllSystems/_HOST_HOSTA/_CATEGORY_managementApplications/_OBJECT_JP1IMMGR"
}
レスポンス:
{
    "histories":[
        {
            "suggestionId":"exec_jim_log",
            "label":"JP1/IMの資料採取ツールの実行",
            "jp1UserName":"jp1admin",
            "startTime":"2020-03-01T00:00:00Z",
            "endTime":"",
            "status" :0
        },
        {
            "suggestionId":"reg_ticket",
            "label":"Redmineへチケットを登録する",
            "jp1UserName":"jp1admin",
            "startTime":"2020-03-01T00:00:00Z",
            "endTime":"2020-03-01T00:00:10Z",
            "status" :1
        }
    ]
}