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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


5.8.3 IM管理ノードステータス取得

機能

IM管理ノード(管理グループまたは管理オブジェクト)のステータス情報をすべて取得します。IM管理ノードをパラメーターとして指定した場合は,指定したIM管理ノードのステータス情報だけを取得します。

ログインしたJP1ユーザーに参照権限が無いIM管理ノードを指定した場合,要素数0個の配列を返却します。

実行権限
  • JP1_Console_Admin

  • JP1_Console_Operator

  • JP1_Console_User

APIのバージョン

v1

形式
リクエスト行
POST /application/component/apiVersion/nodes/treeInfo/status httpVersion
リクエストのメッセージボディー
{
    "sid":[
    "IM管理ノードのツリーのSID", …
        ]
}
レスポンスのメッセージボディー
{
    "simtData":[
    ステータス情報オブジェクト,…
        ]
}
パラメーター
sid

IM管理ノードのツリーのSIDを指定します。指定したIM管理ノードのステータス情報を取得します。SIDについては「7.1 SID」を参照してください。

このパラメーターは複数指定することができます。

指定を省略した場合は,参照できるすべてのIM管理ノードのステータス情報を取得します。

ステータスコード

リクエストに対するレスポンスとして返却されるステータスコードを,次の表に示します。

ステータスコード

メッセージ

説明

200

OK

IM管理ノードステータスの取得に成功しました。

400

Bad Request

リクエストヘッダーが不正です。

401

Unauthorized

認証が必要です。

403

Forbidden

実行権限がありません。

404

Not Found

リソースにアクセスする権限がありません。または,リソースがありません。

406

Not Acceptable

Acceptヘッダー,Accept-Languageヘッダーの指定が不正です。

412

Precondition failed

サーバを利用できません。

415

Unsupported media type

Content-Typeヘッダーの指定が不正です。

500

Internal Server Error

サーバ処理エラーが発生しました。

戻り値

ステータスコードが200の場合に,レスポンスボディーに次の情報を返却します。

項番

メンバー名

データ型

説明

1

simtData

object[]

取得したステータス情報をステータス情報オブジェクトの配列として返却します。

指定した識別IDに対応するIM管理ノードが存在しない場合や,参照できるIM管理ノードが無かった場合は,要素数0個の配列を返却します。

定義形式
{
  simtData: [
    {
      "sid": "ツリーのSID",
      "value":{
        "status":{"JP1EVENT": ステータス値}
      }
    },
    ・・・
  ]
}
メンバー

メンバーを次に示します。

項番

メンバー名

データ型

説明

1

simtData

配列

ステータス情報を格納する配列

2

sid

string

IM管理ノードのツリーのSID

3

value

配列

ステータス値を格納する配列

4

status

string

IM管理ノードのSIDのステータス

ステータスのタイプ(JP1EVENT)とステータスを表す数値

返却対象となるsimtDataオブジェクトは,リクエストパラメーターで指定したツリーノードのうち,JP1イベント,または上位伝搬によって1度以上ステータスが変化したツリーノードのオブジェクトだけです。

また,ステータス値の意味を次に示します。

  • 40:緊急・警戒・致命的以下の重要イベントが発生し,対処されていない状態。

  • 30:エラー以下の重要イベントが発生し,対処されていない状態。

  • 20:警告以下の重要イベントが発生し,対処されていない状態。

  • 10:該当するすべての重要イベントを対処(または重要イベント解除・削除)し,システムが健全な状態。

使用例

管理オブジェクトであるジョブネット(sid:_JP1AJS-M_host1/_HOST_host1/_JP1SCHE_sche

dulerserv/_JP1JOBG_jobgroup/_JP1ROOTJOBNET_jobnet1)のステータスを取得するAPIの使用例を次に示します。

なお,Authorizationヘッダーの値は1行で指定する必要があります。

リクエスト:
POST /im/api/v1/nodes/treeInfo/status HTTP/1.1
Authorization: Bearer xxxx
Accept-Language: ja
Content-Type: application/json
Accept: application/json
 
{
    "sid":[
    "_JP1AJS-M_host1/_HOST_host1/_JP1SCHE_schedulerserv/_JP1JOBG_jobgroup/_JP1ROOTJOBNET_jobnet1"
    ]
}
レスポンス:
HTTP/1.1 200 OK
Cache-Control: no-store, no-cache, max-age=0
Pragma: no-cache
Expires: Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 GMT
Content-Type: application/json
 
{
    "simtData":[
        {
        "sid": "_ROOT_AllSystem",
        "value":{
        "status":{"JP1EVENT": 40}
        }
    ]
}