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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


監視オブジェクトDBの自動バックアップ・リカバリー設定ファイル(auto_dbbackup_xxx.conf)

〈このページの構成〉

形式

[論理ホスト名\JP1SCOPE\BMS]
"AUTO_DB_BACKUP_RECOVERY"=dword:

ファイル

auto_dbbackup_on.conf(監視オブジェクトDBのバックアップ・リカバリーを有効にする場合に使用します)

auto_dbbackup_off.conf(監視オブジェクトDBのバックアップ・リカバリーを無効にする場合に使用します)

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
物理ホストのとき

Scopeパス\conf\

論理ホストのとき

共有フォルダ\jp1scope\conf\

UNIXの場合
物理ホストのとき

/etc/opt/jp1scope/conf/

論理ホストのとき

共有ディレクトリ/jp1scope/conf/

説明

監視ツリー更新中の,OSのシャットダウンやクラスタシステムの系切り替え発生による,監視オブジェクトDBの破損を防ぐための機能(監視オブジェクトDBの自動バックアップ・リカバリー機能)を有効にするかどうかを設定するファイルです。

有効にした場合は,監視ツリー更新時に更新前の監視オブジェクトDBをバックアップし,障害発生時には,バックアップした監視オブジェクトDBをリカバリーします(障害の発生なしで更新処理が終了した場合には,バックアップデータは自動的に削除されます)。

JP1/IM - Managerを新規インストールした場合は,デフォルトで有効になっています。バージョンアップした場合には,従来の設定を引き継ぎます。

なお,クラスタ運用している場合は,必ず有効に設定してください。

定義の反映時期

jbssetcnfコマンドを実行し,JP1/IM - Managerを再起動したあとに有効になります。

記述内容

[論理ホスト名\JP1SCOPE\BMS]

JP1/IMの環境設定のキー名称です。

論理ホスト名の部分を,物理ホストの場合はJP1_DEFAULTに,論理ホストの場合は論理ホスト名に設定します。

"AUTO_DB_BACKUP_RECOVERY"=dword:
  • auto_dbbackup_on.confは,値が「00000001」です。

  • auto_dbbackup_off.confは,値が「00000000」です。

このパラメーターは編集しないでください。

記述例

論理ホストHostAのJP1/IM - Managerに対し,監視オブジェクトDBの自動バック・リカバリー機能を有効にします。

[HostA\JP1SCOPE\BMS\JCSDB]"AUTO_DB_BACKUP_RECOVERY"=dword:00000001