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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


シングルサインオンマッピング定義ファイル(imdd_sso_mapping.properties)

〈このページの構成〉

形式

OpenIDプロバイダのユーザーID = JP1ユーザー名
OpenIDプロバイダのユーザーID = JP1ユーザー名
...

ファイル

imdd_sso_mapping.properties

imdd_sso_mapping.properties.model(シングルサインオンマッピング定義ファイルのモデルファイル)

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
物理ホストのとき

Managerパス\conf\imdd\

論理ホストのとき

共有フォルダ\jp1imm\conf\imdd\

UNIXの場合
物理ホストのとき

/etc/opt/jp1imm/conf/imdd/

論理ホストのとき

共有ディレクトリ/jp1imm/conf/imdd/

説明

インテリジェント統合管理基盤で使用するJP1ユーザー名とOpenIDプロバイダに登録されているユーザー名のマッピングを定義するファイルです。

定義の反映時期

jddupdatessomapコマンドが正常終了すると,シングルサインオンマッピング定義ファイルの設定がインテリジェント統合管理基盤に反映されます。

記述内容

シングルサインオンマッピング定義ファイルは,UTF-8で,BOM(byte order mark)が付与されないように保存してください。

シングルサインオンマッピング定義ファイルには,次に示す規則があります。

OpenIDプロバイダのユーザーID

OpenIDプロバイダに登録済みのユーザーIDを指定します。右辺に指定したJP1ユーザー名とマッピングします。

JP1ユーザー名

JP1/Baseの認証サーバに登録済みのJP1ユーザー名を指定します。左辺に指定したOpenIDプロバイダに登録済みのユーザーIDとマッピングします。

JP1ユーザー名に指定できる文字については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

JP1ユーザーには,インテリジェント統合管理基盤へのログインに必要なJP1_Console_Admin,JP1_Console_Operator,またはJP1_Console_UserのJP1権限レベルが必要です。登録されていないJP1ユーザーやJP1権限がないJP1ユーザーを指定した場合,ユーザー認証の際にKAJY52027-Eエラーとなります。

JP1/Baseのディレクトリサーバ連携で,JP1認証情報をディレクトリサーバで管理するDSユーザーは,シングルサインオンマッピング認証に使用できません。シングルサインオンマッピング定義ファイルにDSユーザーを設定して認証した場合,ユーザー認証の際にKAJY52027-Eエラーとなります。JP1/Baseのディレクトリサーバ連携の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

注意事項

OpenIDプロバイダのユーザーIDに含める場合に,エスケープが必要な文字を次の表に示します。

表2‒11 OpenIDプロバイダのユーザーIDに含める場合にエスケープが必要な文字

項番

文字

Unicode

エスケープが必要な条件

1

=

¥u003D

常に必要

2

:

¥u003A

3

スペース

¥u0020

4

#

¥u0023

先頭文字の場合は必要

5

!

¥u0021

定義例

OpenIDuser001 = JP1admin
OpenIDuser002 = JP1ope
...