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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


jcoview(Windows限定)

〈このページの構成〉

機能

JP1/IM - Viewの画面を起動します。

オプション指定によって次のように起動する画面が異なります。

形式

jcoview [[[-c] [-s]]
         [-h 接続ホスト名] [-u ユーザー名] [-p パスワード]
         | -e]

実行権限

なし

格納先ディレクトリ

Viewパス\bin\

引数

-c

[イベントコンソール]画面を起動します。

パスワード(-pオプション)を省略した場合,[セントラルコンソール]チェックボックスがチェックされた状態で,[ログイン]画面が起動します。また,-eオプションと同時に指定できません。

このオプションは省略できます。

-h-u,および-pオプションが指定されていて,かつ,-c-s,または-eオプションのどれも指定されていない場合は,この-cオプションが指定されているものと仮定されます。

-s

[監視ツリー]画面を起動します。

パスワード(-pオプション)を省略した場合,[セントラルスコープ]チェックボックスがチェックされた状態で,[ログイン]画面が起動します。また,-eオプションと同時に指定できません。

このオプションは省略できます。

-h 接続ホスト名

接続先ホストのホスト名を指定します。指定できる文字数は,1〜255バイトです。JP1/IM - Managerが起動しているホストだけを指定できます。

接続先ホスト名には,次のものが指定できます。

  • コマンドを使用するホストで定義されているホスト名

  • コマンドを使用するホストでアドレス解決可能なホスト名

  • IPアドレス

    IPアドレスを指定する場合,IPv4アドレス形式のアドレスだけ指定できます。IPv6アドレス形式のアドレスは指定できません。

このオプションは省略できますが,-pオプションを指定するときは省略できません。

-u ユーザー名

認証サーバに登録してあるJP1ユーザー名を指定します。指定できる文字数は,1〜31バイトです。半角英数字(英字は小文字)だけを使用できます。

このオプションは省略できますが,-pオプションを指定するときは省略できません。

-p パスワード

指定したユーザー名に対応するパスワードを指定します。指定できる文字数は,6〜32バイトです。半角英数字だけを使用できます。英字は,大文字・小文字が区別されます。

このオプションを指定する場合は,-hおよび-uオプションも指定する必要があります。

このオプションは省略できます。

-e

[監視ツリー(編集中)]画面を起動します。

このオプションを指定する場合は,ほかのオプションを指定しないでください。

このオプションは省略できます。

重要
  • jcoviewコマンドの引数に誤った値を指定し,JP1/IM - Viewを起動すると,「KAVB0104-E ユーザー認証に失敗しました」,または「KAVB1210-E 接続中に通信エラーが発生しました。ホスト名をIPアドレスに変換できません。ホスト名を確認してください ホスト名:ホスト名, ポート番号:ポート番号 詳細情報:詳細情報」メッセージを出力後に[ログイン]画面が表示され,マウスでクリックしても,[ログイン]画面の入力フィールドを選択して入力できなくなる場合があります。この場合は,いったん,タスクバーでJP1/IM - View以外の画面をクリックした後,[ログイン]画面をクリックすると入力できる状態になります。

  • 日本語で動作させる場合,コードページを932以外に設定しているコマンドプロンプトからjcoviewコマンドを実行すると,画面に表示される文字が文字化けする場合があります。

  • 中国語で動作させる場合,コードページを936以外に設定しているコマンドプロンプトからjcoviewコマンドを実行すると,画面に表示される文字が文字化けする場合があります。

戻り値

0

正常終了

1

引数エラー

2

メモリー不足

3

リソースの取得に失敗

4

エラーメッセージの作成に失敗

255

システムエラー

使用例1

JP1/IM - Viewを起動して,[ログイン]画面を表示します。

jcoview

使用例2

JP1/IM - Viewを起動して,[ログイン]画面を表示します。[ログイン]画面の[接続ホスト名]にhost,[ユーザー名]にjp1adminが設定されます。

jcoview -h host -u jp1admin

使用例3

JP1/IM - Viewを起動して,ユーザーjp1admin,パスワードjp1adminで接続ホストhostにログインし,[イベントコンソール]画面を起動します。

jcoview -h host -u jp1admin -p jp1admin

使用例4

JP1/IM - Viewを起動して,ユーザーjp1admin,パスワードjp1adminで接続ホストhostにログインし,[監視ツリー]画面を起動します。

jcoview -s -h host -u jp1admin -p jp1admin

使用例5

JP1/IM - Viewを起動して,ユーザーjp1admin,パスワードjp1adminで接続ホストhostにログインし,[イベントコンソール]画面および[監視ツリー]画面を起動します。

jcoview -c -s -h host -u jp1admin -p jp1admin

使用例6

JP1/IM - Viewを起動して,[監視ツリー(編集中)]画面を起動します。

jcoview -e

使用例7

ホストやユーザーごとに,使用例2や使用例3などのコマンドのショートカットを作成できます。