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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


jco_start.cluster(UNIX限定)

〈このページの構成〉

機能

クラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト上のJP1/IM - Managerを起動します。

クラスタソフトにこのコマンドを登録すると,JP1/IM - Managerが起動します。

このコマンドを実行する前に,同じ論理ホスト上のJP1/Baseを起動してください。JP1/Baseのイベントサービスが起動していない場合にこのコマンドを実行したときは,エラーとなります。

JP1/IM - Managerのプロセス群に起動要求を出したあと,戻り値0で終了します。プロセス群が正しく起動したかどうかは,jco_start.clusterコマンドの終了後,jco_spmd_statusコマンドで確認してください。

また,次の条件を満たす場合にこのコマンドを実行すると,IMデータベースサービスを起動したあと,JP1/IM - Managerを起動します。

このコマンドを実行するためには,JP1/IM - Managerのインストールとセットアップの完了後,jp1cc_setup_clusterおよびjp1cs_setup_clusterを実行する必要があります。また,IMデータベースサービスは,IMデータベースサービスのクラスタシステムをセットアップする必要があります。クラスタシステムのセットアップについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「8. クラスタシステムでの運用と環境構築(UNIXの場合)」を参照してください。

形式

jco_start.cluster [論理ホスト名]

実行権限

スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

/etc/opt/jp1cons/

引数

論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定できる文字数は,1〜63バイトです。省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。

注意事項

戻り値

0

正常終了

1

引数が二つ以上指定されている,イベントサービスが起動していない,またはIMデータベースサービスが起動できない

2

ログディレクトリがない