Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Event Gateway for Network Node Manager i


jegn_setup

〈このページの構成〉

機能

JP1/IM - EG for NNMiの動作環境を設定します。

形式

新規セットアップする場合

jegn_setup [-h 論理ホスト名]
           -user NNMiユーザー名
           -passwd NNMiパスワード
           [-port NNMiポート番号]
           [-lang NNMi言語]
           [-interval NNMiインシデント再取得間隔]
           [-startup NNMiインシデント取得方法]
           [-ssl TLS使用可否]

上書きセットアップする場合

jegn_setup -update
           [-h 論理ホスト名]
           [-user NNMiユーザー名]
           [-passwd NNMiパスワード]
           [-port NNMiポート番号]
           [-lang NNMi言語]
           [-interval NNMiインシデント再取得間隔]
           [-startup NNMiインシデント取得方法]
           [-ssl TLS使用可否]

動作環境を確認する場合

jegn_setup -list
           [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限。ただし,UAC機能が有効な場合は,管理者コンソールから実行してください。

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

EG for NNMiパス\bin

UNIXの場合

/opt/jp1eg4nnmi/bin

引数

-h 論理ホスト名

クラスタシステムで運用している場合に,動作環境を設定する論理ホスト名を指定します。指定できる文字数は,Windowsの場合は1〜196(単位:バイト),UNIXの場合は1〜255(単位:バイト)です。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が設定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が設定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定は不要です。

-user NNMiユーザー名

NNMiのWebサービスクライアントのユーザー名を指定します。指定できる文字数は1〜40文字です。ユーザー名に使用できる文字は,半角英数字,半角記号,および半角スペースです。半角スペースを含む場合は,「"」で囲んで指定してください。

新規セットアップする場合は,このオプションは省略できません。

-passwd NNMiパスワード

NNMiのWebサービスクライアントのパスワードを指定します。指定できる文字数は1〜40文字です。パスワードに使用できる文字は,半角英数字,半角記号,および半角スペースです。半角スペースを含む場合は,「"」で囲んで指定してください。

新規セットアップする場合は,このオプションは省略できません。

-port NNMiポート番号

接続するNNMiのポート番号を指定します。指定できる値は1〜65535です。

このオプションを省略した場合,-sslオプションにtrueを指定しているときは443,falseを指定しているときは80が設定されます。

-lang NNMi言語

接続するNNMiの言語を指定します。NNMiを日本語でインストールした場合はjaを,英語でインストールした場合はenを指定してください。

このオプションを省略した場合,JP1/Baseで設定した言語種別が日本語のときはja,英語のときはenが設定されます。

-interval NNMiインシデント再取得間隔

取得できるNNMiインシデントが1件も存在しない場合,または通信エラーなどで例外が発生した場合に,NNMiインシデントを再取得する間隔を指定します。指定できる値は,1〜3600(単位:秒)です。

このオプションを省略した場合,30が設定されます。

NNMiインシデントを再取得する間隔を次の図に示します。

図7‒1 NNMiインシデントを再取得する間隔

[図データ]

JP1/IM - EG for NNMiからNNMiに,NNMiインシデントの取得を要求します。取得できるNNMiインシデントが存在した場合は,そのNNMiインシデントを取得します。取得したNNMiインシデントを変換してJP1イベントを発行したら,次のNNMiインシデントを要求します。

もし,取得できるNNMiインシデントが存在しない場合は,このオプションで指定した時間が経過してから,再度NNMiインシデントを要求します。

-startup NNMiインシデント取得方法

JP1/IM - EG for NNMiのサービス起動時(初回起動時を除く)に,サービス停止中に発行されたNNMiインシデントを取得する場合,何時間前のNNMiインシデントから取得するかを指定します。指定できる値はall,または0〜240(単位:時間)です。

allを指定すると,最後にNNMiインシデントを取得した時刻から現在までに発行された,すべてのNNMiインシデントを取得します。0以外の整数を指定すると,指定した時間分さかのぼった時刻から現在までに発行されたNNMiインシデントを取得します。0を指定すると,サービス停止中に発行されたNNMiインシデントは取得しません。

このオプションを省略した場合,0が設定されます。

サービス起動時に取得するNNMiインシデントの範囲を次の図に示します。

図7‒2 サービス起動時に取得するNNMiインシデントの範囲

[図データ]

-ssl TLS使用可否

NNMiに接続するときにTLSを使用するかどうかを指定します。TLSを使用する場合はtrueを,TLSを使用しない場合はfalseを指定してください。

このオプションを省略した場合,falseが設定されます。

-update

上書きセットアップの場合に指定します。指定したオプションの情報だけ変更されます。指定しなかったオプションの情報は,前回設定した情報が引き継がれます。

なお,JP1/IM - EG for NNMiのサービスが起動している場合に,jegn_setupコマンドを実行したときは,jegn_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/IM - EG for NNMiのサービスを再起動して,変更した情報を有効にしてください。JP1/IM - EG for NNMiのサービスが停止している場合に,jegn_setupコマンドを実行したときは,次にサービスを起動したときに変更した情報が有効になります。

-list

現在の設定内容を表示する場合に指定します。このオプションを指定すると,各オプションの設定値が「オプション名設定値」の形式で表示されます。ただし,パスワードについては常に「********」が表示されます。表示例を次に示します。

user:hitachi
passwd:********
port:80
lang:ja
interval:30
startup:0
ssl:false

戻り値

0

正常終了

1

異常終了