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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Event Gateway for Network Node Manager i


2.4.4 自動起動および自動終了の設定

JP1/IM - EG for NNMiのサービスを起動する場合は,NNMiおよびJP1/Baseのサービスを先に起動する必要があります。また,JP1/IM - EG for NNMiのサービスを終了する場合は,NNMiおよびJP1/Baseのサービスより先に終了する必要があります。

JP1/IM - EG for NNMiの自動起動および自動終了を設定すると,サービスの起動順序および終了順序を,あらかじめ指定することができます。必要に応じて,自動起動および自動終了を設定してください。

自動起動と自動終了の設定は,OSによって異なります。

〈この項の構成〉

(1) Windowsの場合

Windowsの場合は,JP1/Baseの起動管理機能を使用して,JP1/IM - EG for NNMiの自動起動および自動終了を設定します。起動管理機能は,あらかじめ設定した順序に従って,サービスを起動または終了する機能です。起動管理機能の詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

自動起動を設定する

JP1/Baseの起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)に,JP1/IM - EG for NNMiの定義を記述することで,自動起動を設定します。JP1/IM - EG for NNMiの定義を次に示します。

[Jp1IMEGforNNMi]
Name=JP1/IM - EG for NNMi
ServiceName=JP1_IM-EG_for_NNMi
StopCommand=<JP1/IM - EG for NNMi Path>\bin\jegn_spmd_stop.exe

新規インストール時には,行の先頭に「#」を付けてコメントアウトされているので,「#」を削除してください。

記述された順序でサービスが起動するため,起動順序定義ファイルを編集する場合は,JP1/Baseの定義よりもあとの行にJP1/IM - EG for NNMiの定義を記述してください。

自動終了を設定する

JP1/Baseの起動管理機能を使用してJP1/IM - EG for NNMiの自動終了を設定するには,同一マシン上にJP1/Power Monitorがインストールされている必要があります。JP1/Power Monitorの詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。

JP1/Power Monitorを使って電源をオフにするときに,JP1/Baseの起動順序定義ファイルに記述したサービスのうち,終了コマンド(StopCommand=)の記述されたサービスが起動時と逆の順序で終了します。

なお,終了コマンドは絶対パスで指定してください。新規インストール時には,次のように記述されています。

StopCommand=<JP1/IM - EG for NNMi Path>\bin\jegn_spmd_stop.exe

<JP1/IM - EG for NNMi Path>の個所を,実際にJP1/IM - EG for NNMiをインストールしたパスに修正してください。インストールしたパスに半角スペースが含まれる場合は,「StopCommand=」以降の文字列を「"」で囲んでください。

(2) UNIXの場合

UNIXの場合は,自動起動スクリプトおよび自動終了スクリプトを使用して,JP1/IM - EG for NNMiの自動起動および自動終了を設定します。

自動起動を設定する

次に示すコマンドを実行して,自動起動スクリプト(jegn_start)をコピーします。

# cd /etc/opt/jp1eg4nnmi
# cp -p jegn_start.model jegn_start

上記のコマンドを実行すると,システムの起動時に自動起動スクリプトが呼び出され,JP1/IM - EG for NNMiが自動で起動します。自動起動スクリプトの詳細については,「7. コマンド」の「jegn_start(UNIX限定)」を参照してください。

自動終了を設定する

次に示すコマンドを実行して,自動終了スクリプト(jegn_stop)をコピーします。

# cd /etc/opt/jp1eg4nnmi
# cp -p jegn_stop.model jegn_stop

上記のコマンドを実行すると,システムの終了時に自動終了スクリプトが呼び出され,JP1/IM - EG for NNMiが自動で終了します。自動終了スクリプトの詳細については,「7. コマンド」の「jegn_stop(UNIX限定)」を参照してください。

なお,自動起動スクリプトおよび自動終了スクリプトでは,デフォルトでは環境変数LANGにCが設定されています。スクリプト実行時の出力メッセージの言語を変更したい場合は,スクリプト内の環境変数LANGを設定している行を編集してください。