Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager メッセージ


KAVB8428-W

The core dump file was not found.

コアダンプファイルが見つかりません

次の理由によりコアダンプファイルが見つかりませんでした。

(S)

コマンドの処理を続行します。

(O)

次の内容を確認してください。

  • ディスクの空き容量が不足していないか

    コアダンプファイルは,次に示すデフォルトの出力先ディレクトリに出力されます。空き容量が不足している場合,コアダンプファイルが出力されません。

     物理ホストの場合:/var/opt/jp1cons/log/

     論理ホストの場合:共有ディレクトリ/jp1cons/log/

  • コアダンプファイルのファイルサイズの設定が0になっていないか

    rootユーザーのコアダンプファイルのファイルサイズの設定を確認してください。コアダンプファイルのファイルサイズが0になっている場合,コアダンプファイルが出力されません。

  • コアダンプファイルに関連するカーネルパラメーターの設定がデフォルトから変更されていないか(Linux限定)

    Linuxのカーネルパラメーターで,コアダンプファイルの出力先ディレクトリまたはファイル名がデフォルトの設定から変更されている場合,出力されたコアダンプファイルを見つけることができません。

    コアダンプファイルの出力先ディレクトリ,ファイル名を変更するカーネルパラメーターはkernel.core_patternです。設定を確認してください。

なお,コアダンプファイルの出力先ディレクトリまたはファイル名をデフォルトの設定から変更している場合,資料採取ツールの実行時にコアダンプファイルを採取できないことがあります。資料採取ツールは,次に示すデフォルトの出力先ディレクトリにあるファイル名がcoreから始まるファイルを採取します。

 物理ホストの場合:/var/opt/jp1cons/log/

 論理ホストの場合:共有ディレクトリ/jp1cons/log/

資料採取ツールで,事前に出力したコアダンプファイルを採取したい場合,資料採取ツールの実行前に次のことを実施しておく必要があります。

  • コアダンプファイルの出力先ディレクトリを変更している場合

    出力されたコアダンプファイルをデフォルトの出力先ディレクトリにコピーしておく。

  • コアダンプファイルのファイル名を変更している場合

    出力されたコアダンプファイルのファイル名をcoreから始まるファイル名にリネームしておく。