システムプロファイル(セントラルスコープ)(jcs_sysprofile_xxx.def)
形式
DESC_VERSION=1※1 [SystemProfile] FrameVisible={true | false} Movable={true | false} [DisplayColor] : [ColorItem]※2 Status=監視ノードの状態識別子 Name=監視ノードの状態名 [Label] R=値 G=値 B=値 A=値 [END] [TEXT] R=値 G=値 B=値 [End] [End] : [End] [DisplayLamp] Status=監視ノードの状態識別子 [End] [End]
注※1 DESC_VERSION=1は,変更しないでください。
注※2 [ColorItem]〜[End]内のStatus,Nameの値は,変更しないでください。
ファイル
システムプロファイル(セントラルスコープ)(jcs_sysprofile_xxx.def)は,JP1/IMの動作する言語コードによって,編集するファイルが異なります。JP1/IMの動作する言語コードと,編集するシステムプロファイル(セントラルスコープ)の対応を次の表に示します。
OS |
言語種別 |
JP1/IMの動作する言語コード |
定義ファイル |
---|---|---|---|
Windows |
日本語 |
jcs_sysprofile_sjis.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
|
jcs_sysprofile_sjis.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
|||
英語 |
jcs_sysprofile.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
||
jcs_sysprofile.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
|||
中国語 |
jcs_sysprofile_GB18030.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
||
jcs_sysprofile_GB18030.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
|||
UNIX※ |
日本語 |
シフトJISコード |
jcs_sysprofile_sjis.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
jcs_sysprofile_sjis.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
|||
EUCコード |
jcs_sysprofile_euc.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
||
jcs_sysprofile_euc.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
|||
UTF-8コード |
jcs_sysprofile_UTF-8.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
||
jcs_sysprofile_UTF-8.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
|||
英語 |
jcs_sysprofile.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
||
jcs_sysprofile.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
|||
中国語 |
GB18030コード |
jcs_sysprofile_GB18030.def(システムプロファイル(セントラルスコープ)) |
|
jcs_sysprofile_GB18030.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル) |
- 注※
-
OSがサポートしている言語と対応するファイルだけが存在します。
言語コードに対応したシステムプロファイル(セントラルスコープ)(jcs_sysprofile_xxx.def)を使用してください。
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
- 物理ホストのとき
-
Scopeパス\conf
- 論理ホストのとき
-
共有フォルダ\jp1scope\conf
- UNIXの場合
-
- 物理ホストのとき
-
/etc/opt/jp1scope/conf
- 論理ホストのとき
-
共有ディレクトリ/jp1scope/conf
説明
セントラルスコープ・ビューアーの共通の定義情報です。この定義ファイルの内容は,次の画面に反映されます。
-
[監視ツリー]画面
-
[ビジュアル監視]画面
定義の反映時期
セントラルスコープにログインするとその定義が有効になります。ただし,[イベントコンソール]画面からセントラルスコープにログインする場合は,定義ファイルの編集後に[イベントコンソール]画面を再起動してからセントラルスコープにログインする必要があります。
記述内容
- DESC_VERSION=1
-
システムプロファイルの形式のバージョンを表しています。
セントラルスコープ・ビューアーの動作が不正になることがあるため,この値は変更しないでください。
- [SystemProfile]〜[End]
-
システムプロファイルの定義開始タグ,および定義終了タグです。
- FrameVisible={true | false}
-
監視ノード名およびアイコン余白を表示するかどうかを指定します。指定できる値は「true」または「false」です。設定値の大文字・小文字は区別しません。このパラメーターは,[SystemProfile]〜[End]内に記載します。
「true」を指定した場合は,監視ノード名およびアイコン余白を表示します。「false」を指定した場合は,監視ノード名およびアイコン余白を表示しません。
このパラメーターを省略した場合,および「true」「false」以外の値を指定した場合は,「true」を仮定します。
JP1/IM - Managerをバージョン10-10以前からバージョンアップした場合,論理ホストのシステムプロファイルには,このパラメーターは設定されません。このパラメーターを指定したいときは,記述を追加してください。
- Movable={true | false}
-
[監視ツリー]画面のマップ表示,および[ビジュアル監視]画面で監視ノードアイコンをドラッグ&ドロップで移動できるようにするかどうかを指定します。指定できる値は「true」または「false」です。設定値の大文字・小文字は区別しません。このパラメーターは,[SystemProfile]〜[End]内に記載します。
「true」を指定した場合は,監視ノードアイコンを移動できます。「false」を指定した場合は,監視ノードアイコンを移動できません。
このパラメーターを省略した場合,および「true」「false」以外の値を指定した場合は,「true」を仮定します。
JP1/IM - Managerをバージョン10-10以前からバージョンアップした場合,論理ホストのシステムプロファイルには,このパラメーターは設定されません。このパラメーターを指定したいときは,記述を追加してください。
- [DisplayColor]〜[End]
-
[DisplayColor]〜[End]内に監視ノードの状態を定義するための定義ブロックを記載します。この定義ブロックは[SystemProfile]〜[End]内に一つだけ記載します。
- [ColorItem]〜[End]
-
[ColorItem]〜[End]内に状態識別子,状態名,状態色を定義するためのパラメーター,および定義ブロックを記載します。この定義ブロックは[DisplayColor]〜[End]内に状態ごとに記載します。
- Status=監視ノードの状態識別子
-
状態識別子を指定します。このパラメーターは[ColorItem]〜[End]内に記載します。セントラルスコープ・ビューアーの動作が不正になることがあるため,この値は変更しないでください。
- Name=監視ノードの状態名
-
状態名を指定します。このパラメーターは[ColorItem]〜[End]内に記載します。セントラルスコープ・ビューアーの動作が不正になることがあるため,この値は変更しないでください。
- [Label]〜[End]
-
[Label]〜[End]内に監視ノードの状態色,および監視ノードの状態色を透過するかどうかを指定するためのパラメーターを記載します。監視ノードの状態が遷移すると,状態色が遷移先の状態に対応する[Label]〜[End]で指定された色に変化します。この定義ブロックは[ColorItem]〜[End]内に一つだけ記載します。
- R=値,G=値,B=値
-
監視ノードの状態色をRGB値で指定します。このパラメーターは[Label]〜[End]内に記載します。指定できる値は0〜255の整数です。
このパラメーターを省略した場合,0未満の整数値を指定した場合,および整数値以外を指定した場合は,0を仮定します。256以上の整数値を指定した場合は,255を仮定します。
- A=値
-
監視ノードの状態色を透過するかどうかを指定します。このパラメーターは[Label]〜[End]内に記載します。FrameVisibleパラメーターが指定されていない場合,およびFrameVisibleパラメーターに「true」が指定されている場合は,Aに指定した値に関係なく状態色を透過しません。指定できる値は0〜255の整数です。指定した値が小さいほど,透過率が高くなります。0を指定した場合,状態色を完全に透過します。255を指定した場合,状態色を透過しません。
このパラメーターを省略した場合,および指定できる値以外の値を指定した場合は,255を仮定します。
- [TEXT]〜[End]
-
[TEXT]〜[End]内に監視ノード名のテキストの色を指定するためのパラメーターを記載します。監視ノードの状態が遷移すると,監視ノード名のテキストの色が遷移先の状態に対応する[TEXT]〜[End]で指定された色に変化します。この定義ブロックは[ColorItem]〜[End]内に一つだけ記載します。
- R=値,G=値,B=値
-
監視ノード名のテキストの色をRGB値で指定します。このパラメーターは[TEXT]〜[End]内に記載します。指定できる値は0〜255の整数です。
このパラメーターを省略した場合,0未満の値を指定した場合,および整数値以外を指定した場合は,0を仮定します。256以上の値を指定した場合は,255を仮定します。インストール時点ではすべての値に0が指定されています。
- [DisplayLamp]〜[End]
-
アラームランプが点灯する状態を指定するためのパラメーターを指定します。最上位監視ノードの状態が遷移した場合に,遷移先の状態に指定された状態識別子が[DisplayLamp]〜[End]で指定された値以上であるときに,アラームランプが点灯します。この定義ブロックは[SystemProfile]〜[End]内に記載します。
- Status=監視ノードの状態識別子
-
アラームランプが点灯する状態を指定します。このパラメーターは[DisplayLamp]〜[End]内に記載します。指定できる値は-2,147,483,648〜2,147,483,647の10進数整数です。
このパラメーターを省略した場合,および指定できる値以外の値を指定した場合は,0を仮定します。最上位監視ノードの状態に指定された状態識別子が,このパラメーターに指定された値より大きい場合,アラームランプが点灯します。このパラメーターで指定した値とアラームランプが点灯する状態の対応を,次の表に示します。
表2‒77 指定した値とアラームランプが点灯する状態の対応 指定した値
アラームランプが点灯する状態
-2,147,483,648〜100
初期状態,デバッグ,正常,警告,エラー,致命的,警戒,緊急
101〜200
デバッグ,正常,警告,エラー,致命的,警戒,緊急
201〜300
正常,警告,エラー,致命的,警戒,緊急
301〜400
警告,エラー,致命的,警戒,緊急
401〜500
エラー,致命的,警戒,緊急
501〜600
致命的,警戒,緊急
601〜700
警戒,緊急
701〜800
緊急
801〜2,147,483,648
点灯しない
なお,値は「200」「300」「400」「500」「600」「700」「800」の中から指定することをお勧めします。
注意事項
-
設定項目名は,大文字・小文字を区別します。
-
各設定項目の設定値は「=」の直後に設定してください。スペースやタグなどを入れた場合は,設定した値が認識されません。
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定義の開始タグが誤って削除された場合は,ファイルフォーマット不正のメッセージ(KAVB7303-E)を出力し,JP1/IM - Viewの操作を中断します。また,誤って変更した場合は,定義が認識されません。
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定義の終了タグが誤って変更または削除された場合は,ファイルフォーマット不正のメッセージ(KAVB7303-E)を出力し,JP1/IM - Viewの操作を中断します。
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システムプロファイル(セントラルスコープ)(jcs_sysprofile_xxx.def)を編集しても,[監視ツリー(編集中)]画面および[ビジュアル監視(編集中)]画面には編集結果が反映されません。これらの画面の設定を変更したい場合は,システムプロファイル(セントラルスコープ・ビューアー)(system.conf)を編集してください。