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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス


システムプロファイル(セントラルスコープ)(jcs_sysprofile_xxx.def)

〈このページの構成〉

形式

DESC_VERSION=1※1
[SystemProfile]
  FrameVisible={true | false}
  Movable={true | false}
[DisplayColor]
    :
  [ColorItem]※2
    Status=監視ノードの状態識別子
    Name=監視ノードの状態名
    [Label]
      R=
      G=
      B=
      A=
    [END]
    [TEXT]
      R=
      G=
      B=
    [End]
  [End]
      :
[End]
[DisplayLamp]
  Status=監視ノードの状態識別子
[End]
[End]

注※1 DESC_VERSION=1は,変更しないでください。

注※2 [ColorItem][End]内のStatusNameの値は,変更しないでください。

ファイル

システムプロファイル(セントラルスコープ)(jcs_sysprofile_xxx.def)は,JP1/IMの動作する言語コードによって,編集するファイルが異なります。JP1/IMの動作する言語コードと,編集するシステムプロファイル(セントラルスコープ)の対応を次の表に示します。

表2‒76 JP1/IMの動作する言語コードとシステムプロファイル(セントラルスコープ)の対応

OS

言語種別

JP1/IMの動作する言語コード

定義ファイル

Windows

日本語

jcs_sysprofile_sjis.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile_sjis.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

英語

jcs_sysprofile.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

中国語

jcs_sysprofile_GB18030.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile_GB18030.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

UNIX

日本語

シフトJISコード

jcs_sysprofile_sjis.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile_sjis.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

EUCコード

jcs_sysprofile_euc.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile_euc.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

UTF-8コード

jcs_sysprofile_UTF-8.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile_UTF-8.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

英語

jcs_sysprofile.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

中国語

GB18030コード

jcs_sysprofile_GB18030.def(システムプロファイル(セントラルスコープ))

jcs_sysprofile_GB18030.def.model(システムプロファイル(セントラルスコープ)のモデルファイル)

注※

OSがサポートしている言語と対応するファイルだけが存在します。

言語コードに対応したシステムプロファイル(セントラルスコープ)(jcs_sysprofile_xxx.def)を使用してください。

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
物理ホストのとき

Scopeパス\conf

論理ホストのとき

共有フォルダ\jp1scope\conf

UNIXの場合
物理ホストのとき

/etc/opt/jp1scope/conf

論理ホストのとき

共有ディレクトリ/jp1scope/conf

説明

セントラルスコープ・ビューアーの共通の定義情報です。この定義ファイルの内容は,次の画面に反映されます。

定義の反映時期

セントラルスコープにログインするとその定義が有効になります。ただし,[イベントコンソール]画面からセントラルスコープにログインする場合は,定義ファイルの編集後に[イベントコンソール]画面を再起動してからセントラルスコープにログインする必要があります。

記述内容

DESC_VERSION=1

システムプロファイルの形式のバージョンを表しています。

セントラルスコープ・ビューアーの動作が不正になることがあるため,この値は変更しないでください。

[SystemProfile][End]

システムプロファイルの定義開始タグ,および定義終了タグです。

FrameVisible={true | false}

監視ノード名およびアイコン余白を表示するかどうかを指定します。指定できる値は「true」または「false」です。設定値の大文字・小文字は区別しません。このパラメーターは,[SystemProfile][End]内に記載します。

true」を指定した場合は,監視ノード名およびアイコン余白を表示します。「false」を指定した場合は,監視ノード名およびアイコン余白を表示しません。

このパラメーターを省略した場合,および「true」「false」以外の値を指定した場合は,「true」を仮定します。

JP1/IM - Managerをバージョン10-10以前からバージョンアップした場合,論理ホストのシステムプロファイルには,このパラメーターは設定されません。このパラメーターを指定したいときは,記述を追加してください。

Movable={true | false}

[監視ツリー]画面のマップ表示,および[ビジュアル監視]画面で監視ノードアイコンをドラッグ&ドロップで移動できるようにするかどうかを指定します。指定できる値は「true」または「false」です。設定値の大文字・小文字は区別しません。このパラメーターは,[SystemProfile][End]内に記載します。

true」を指定した場合は,監視ノードアイコンを移動できます。「false」を指定した場合は,監視ノードアイコンを移動できません。

このパラメーターを省略した場合,および「true」「false」以外の値を指定した場合は,「true」を仮定します。

JP1/IM - Managerをバージョン10-10以前からバージョンアップした場合,論理ホストのシステムプロファイルには,このパラメーターは設定されません。このパラメーターを指定したいときは,記述を追加してください。

[DisplayColor][End]

[DisplayColor][End]内に監視ノードの状態を定義するための定義ブロックを記載します。この定義ブロックは[SystemProfile][End]内に一つだけ記載します。

[ColorItem][End]

[ColorItem][End]内に状態識別子,状態名,状態色を定義するためのパラメーター,および定義ブロックを記載します。この定義ブロックは[DisplayColor][End]内に状態ごとに記載します。

Status=監視ノードの状態識別子

状態識別子を指定します。このパラメーターは[ColorItem][End]内に記載します。セントラルスコープ・ビューアーの動作が不正になることがあるため,この値は変更しないでください。

Name=監視ノードの状態名

状態名を指定します。このパラメーターは[ColorItem][End]内に記載します。セントラルスコープ・ビューアーの動作が不正になることがあるため,この値は変更しないでください。

[Label][End]

[Label][End]内に監視ノードの状態色,および監視ノードの状態色を透過するかどうかを指定するためのパラメーターを記載します。監視ノードの状態が遷移すると,状態色が遷移先の状態に対応する[Label][End]で指定された色に変化します。この定義ブロックは[ColorItem][End]内に一つだけ記載します。

R=値,G=値,B=

監視ノードの状態色をRGB値で指定します。このパラメーターは[Label][End]内に記載します。指定できる値は0〜255の整数です。

このパラメーターを省略した場合,0未満の整数値を指定した場合,および整数値以外を指定した場合は,0を仮定します。256以上の整数値を指定した場合は,255を仮定します。

A=

監視ノードの状態色を透過するかどうかを指定します。このパラメーターは[Label][End]内に記載します。FrameVisibleパラメーターが指定されていない場合,およびFrameVisibleパラメーターに「true」が指定されている場合は,Aに指定した値に関係なく状態色を透過しません。指定できる値は0〜255の整数です。指定した値が小さいほど,透過率が高くなります。0を指定した場合,状態色を完全に透過します。255を指定した場合,状態色を透過しません。

このパラメーターを省略した場合,および指定できる値以外の値を指定した場合は,255を仮定します。

[TEXT][End]

[TEXT][End]内に監視ノード名のテキストの色を指定するためのパラメーターを記載します。監視ノードの状態が遷移すると,監視ノード名のテキストの色が遷移先の状態に対応する[TEXT][End]で指定された色に変化します。この定義ブロックは[ColorItem][End]内に一つだけ記載します。

R=値,G=値,B=

監視ノード名のテキストの色をRGB値で指定します。このパラメーターは[TEXT][End]内に記載します。指定できる値は0〜255の整数です。

このパラメーターを省略した場合,0未満の値を指定した場合,および整数値以外を指定した場合は,0を仮定します。256以上の値を指定した場合は,255を仮定します。インストール時点ではすべての値に0が指定されています。

[DisplayLamp][End]

アラームランプが点灯する状態を指定するためのパラメーターを指定します。最上位監視ノードの状態が遷移した場合に,遷移先の状態に指定された状態識別子が[DisplayLamp][End]で指定された値以上であるときに,アラームランプが点灯します。この定義ブロックは[SystemProfile][End]内に記載します。

Status=監視ノードの状態識別子

アラームランプが点灯する状態を指定します。このパラメーターは[DisplayLamp][End]内に記載します。指定できる値は-2,147,483,648〜2,147,483,647の10進数整数です。

このパラメーターを省略した場合,および指定できる値以外の値を指定した場合は,0を仮定します。最上位監視ノードの状態に指定された状態識別子が,このパラメーターに指定された値より大きい場合,アラームランプが点灯します。このパラメーターで指定した値とアラームランプが点灯する状態の対応を,次の表に示します。

表2‒77 指定した値とアラームランプが点灯する状態の対応

指定した値

アラームランプが点灯する状態

-2,147,483,648〜100

初期状態,デバッグ,正常,警告,エラー,致命的,警戒,緊急

101〜200

デバッグ,正常,警告,エラー,致命的,警戒,緊急

201〜300

正常,警告,エラー,致命的,警戒,緊急

301〜400

警告,エラー,致命的,警戒,緊急

401〜500

エラー,致命的,警戒,緊急

501〜600

致命的,警戒,緊急

601〜700

警戒,緊急

701〜800

緊急

801〜2,147,483,648

点灯しない

なお,値は「200」「300」「400」「500」「600」「700」「800」の中から指定することをお勧めします。

注意事項