jcoattrfcheck
機能
イベント拡張属性定義ファイルの記述内容をチェックします。
このコマンドを実行すると,指定されたディレクトリのイベント拡張属性定義ファイルの定義誤りがチェックされ,解析結果が標準出力に出力されます。定義誤りなどのエラー情報は,標準エラー出力に出力されます。
解析結果はCSV形式で出力されます。イベントIDごとに,次の情報を含んだ1行で出力されます。
プラットフォーム,イベントID,言語種別,プロダクト名,属性名,表示名,タイプ
- 注
-
「,属性名,表示名,タイプ」部分は,表示されるイベント属性の分だけ繰り返し出力されます。
イベント拡張属性定義ファイル(拡張ファイル)をチェックした場合,一部の項目は出力内容が固定となります。固定となる出力内容を次に示します。
項番 |
項目 |
出力内容 |
---|---|---|
1 |
プラットフォーム |
"base" |
2 |
イベントID |
"DEFAULT" |
3 |
言語種別 |
extend_attr_ja.confをチェックした場合は,"japanese" extend_attr_en.confをチェックした場合は,"english" extend_attr_zh.confをチェックした場合は,"chinese" |
4 |
プロダクト名 |
"/HITACHI/DEFAULT" |
[イベント詳細]画面に出力されるJP1イベントの属性は,このコマンドで出力される解析結果に,基本属性および拡張属性の共通情報が付加されたものになります。
形式
jcoattrfcheck イベント拡張属性定義ディレクトリ名
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:なし
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Consoleパス\bin\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1cons/bin/
引数
- イベント拡張属性定義ディレクトリ名
-
チェックの対象となる拡張属性定義ファイルがあるディレクトリ名を指定します。ディレクトリ名は,絶対パス名,またはカレントディレクトリからの相対パス名で指定します。
チェックの対象となるファイルは,拡張子が「.conf」で,ファイルタイプが「extended-attributes-definition」でなければなりません。
イベント拡張属性定義ファイル(拡張ファイル)をチェックする場合は,jcoattrfcheckコマンドの引数に指定するディレクトリの下にextendディレクトリを作成して,extendディレクトリの下に拡張ファイルを配置します。extendディレクトリの下にあるファイルは,拡張ファイルとしてチェックされます。
なお,拡張ファイルのチェックでは,JP1/IM - Managerに配置されている標準ファイルと,jcoattrfcheckコマンドの引数に指定したディレクトリに配置されている拡張ファイルを読み込み,指定されている拡張属性が重複しているかチェックします。拡張ファイルをチェックするときに読み込む標準ファイルのパスを次に示します。
- Windowsの場合
-
Consoleパス\conf\console\attribute\default.conf
- UNIXの場合
-
/etc/opt/jp1cons/conf/console/attribute/default.conf