jddsetproxyuser
機能
JP1/IM - Manager(インテリジェント統合管理基盤)が提供するプラグインからREST APIを実行する場合のプロキシサーバーの認証情報を設定するコマンドです。プロキシサーバーの認証を使用しない場合は,この設定は不要です。
形式1
Usage: jddsetproxyuser {-list|-add -id ユーザーID -pw パスワード|-rm -id ユーザーID} [-h 論理ホスト名]
形式2
jddsetproxyuser -list [-h 論理ホスト名]
形式3
jddsetproxyuser -add -id ユーザーID -pw パスワード[-h 論理ホスト名]
形式4
jddsetproxyuser -rm -id ユーザーID [-h 論理ホスト名]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Managerパス\bin\imdd\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1imm/bin/imdd/
引数
- -list
-
インテリジェント統合管理基盤に設定されているプロキシサーバー認証情報を取得する場合に指定します。
- -add
-
インテリジェント統合管理基盤に設定されているプロキシサーバー認証情報を更新する場合に指定します。このオプションを指定した場合,-idオプションと-pwオプションの指定は必須です。指定がない場合はエラーとなります。
- -rm
-
インテリジェント統合管理基盤に設定されているプロキシサーバー認証情報を削除する場合に指定します。このオプションを指定した場合,-idオプションの指定は必須です。指定がない場合はエラーとなります。
- -id ユーザーID
-
プロキシサーバー認証用ユーザーのユーザーIDを指定します。
- -pw パスワード
-
-idオプションで指定したユーザーに対するパスワードを指定します。
- -h 論理ホスト名
-
JP1/IMをクラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合は,物理ホスト名が仮定されます。
注意事項
-
jddsetproxyuserコマンドは複数を同時に実行できません。実行した場合,エラーとなります。
-
jddsetproxyuserコマンドの実行中に,JP1/IM - ManagerおよびIMデータベースを停止しないでください。
-
jddsetproxyuserコマンドはプロキシ認証情報設定APIと同時に実行できません。プロキシ認証情報設定APIについては,別途提供するドキュメントを参照してください。
-
JP1/IM - Managerの停止中にjddsetproxyuserコマンドを実行した場合,KAJY52015-Wメッセージを出力し,次回JP1/IM - Managerを起動した際に設定を反映します。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
引数不正 |
2 |
排他中 |
3 |
引数指定値不正 |
4 |
論理ホスト名が不正 |
5 |
インテリジェント統合管理基盤が利用する認証情報が設定されていない |
7 |
jddsetproxyuserコマンドの実行権限がない |
11 |
インテリジェント統合管理基盤への接続に失敗 |
12 |
インテリジェント統合管理基盤の認証に失敗 |
13 |
プロキシ認証情報更新失敗 |
255 |
システムエラー |
使用例1
インテリジェント統合管理基盤に設定されているプロキシサーバー認証情報を取得する場合の例を次に示します。
jddsetproxyuser -list KAJY02009-I コマンド(jddsetproxyuser)を開始しました User1 User2 KAJY02010-I コマンド(jddsetproxyuser)が正常終了しました
使用例2
インテリジェント統合管理基盤に設定されているプロキシサーバー認証情報を更新する場合の例を次に示します。
jddsetproxyuser -add -id User3 -pw PASSWORD KAJY02009-I コマンド(jddsetproxyuser)を開始しました KAJY02010-I コマンド(jddsetproxyuser)が正常終了しました jddsetproxyuser -list KAJY02009-I コマンド(jddsetproxyuser)を開始しました User1 User2 User3 KAJY02010-I コマンド(jddsetproxyuser)が正常終了しました
使用例3
インテリジェント統合管理基盤に設定されているプロキシサーバー認証情報を削除する場合の例を次に示します。
jddsetproxyuser -rm -id User3 KAJY02009-I コマンド(jddsetproxyuser)を開始しました KAJY02010-I コマンド(jddsetproxyuser)が正常終了しました jddsetproxyuser -list KAJY02009-I コマンド(jddsetproxyuser)を開始しました User1 User2 KAJY02010-I コマンド(jddsetproxyuser)が正常終了しました