Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス


jddupdatetree

〈このページの構成〉

機能

jddcreatetreeコマンドで取得したIM管理ノード関連ファイル,ユーザーが手動で定義したIM管理ノードリンク定義ファイル(imdd_nodeLink_def.conf)の情報に基づき,IM管理ノードのツリー情報とリンク情報を作成します。また,統合監視DBに格納されているJP1イベントをすべて取得し,IM管理ノードごとに状況を評価します。このコマンドを実行する前にjddsetaccessuserコマンドを実行して,認証の際に必要なユーザーIDとパスワードの情報を設定してください。

このコマンドは,インテリジェント統合管理基盤にIM管理ノード関連ファイルの反映要求を出し,要求が完了するまで待機します。

jddcreatetreeコマンドについては,「jddcreatetree」(1. コマンド)を参照してください。

形式

jddupdatetree -i ディレクトリ名 [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

Managerパス\bin\imdd\

UNIXの場合

/opt/jp1imm/bin/imdd/

引数

-i ディレクトリ名

jddcreatetreeコマンドで作成したファイルの保存先ディレクトリを,絶対パス形式,またはこのコマンドを実行した場所からの相対パス形式で指定します。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。

-h 論理ホスト名

JP1/IMをクラスタシステムで運用している場合に,JP1/IMの論理ホスト名を指定します。

このオプションを省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを設定していない場合は,物理ホスト名が仮定されます。

注意事項

戻り値

0

正常終了

1

正常終了(プロパティ不正)

2

排他中

3

引数不正

4

論理ホスト名が不正

5

インテリジェント統合管理基盤が利用する認証情報が設定されていない

6

jddupdatetreeコマンド実行に必要な情報が不足している

7

jddupdatetreeコマンドの実行権限がない

8

指定したディレクトリが存在しない

10

IMデータベースサービスが起動していない

11

インテリジェント統合管理基盤への接続に失敗

12

インテリジェント統合管理基盤の認証に失敗

13

前提ファイルが存在しない

14

前提ファイルの読み込みに失敗

15

前提ファイルのフォーマット不正

16

前提ファイルの記載内容不正

17

イベント情報の取得に失敗

19

プラグインからの情報取得に失敗

21

マスターファイルの作成に失敗

22

マスターファイルの置換に失敗

26

認証に使用したユーザーの権限が不足

255

システムエラー

使用例1

jddcreatetreeコマンドで作成したファイルの保存先を「C:\tmp」とする場合の例を次に示します。

$ jddupdatetree -i C:\tmp
KAJY02009-I コマンド(jddupdatetree)を開始しました
KAJY02010-I コマンド(jddupdatetree)が正常終了しました

使用例2

jddcreatetreeコマンドで作成したファイルの保存先を「C:\tmp」とし,論理ホストを「ronri」とする場合の例を次に示します。

$ jddupdatetree -i C:\tmp -h ronri
KAJY02009-I コマンド(jddupdatetree)を開始しました
KAJY02010-I コマンド(jddupdatetree)が正常終了しました