jcfimport
機能
IM構成管理の情報をインポートするコマンドです。
このコマンドを使用する場合には,IM構成管理サービスが起動している必要があります。なお,リモート監視中は,このコマンドは実行できません。また,同時に実行できるコマンドの数は5個までです。
このコマンドを実行すると,インポート前にIM構成管理が管理していたホスト,システムの階層構成(IM構成),およびプロファイルの3種類の情報がすべて削除されて,オプションで指定した情報がインポートされます。
リモート監視をする場合は,インポート後にIM構成管理・ビューアーから[システム共通設定]画面を開き,設定を確認後に[OK]ボタンをクリックしてください。
形式
jcfimport [-h 論理ホスト名] -i ディレクトリ名 [-m | -r | -c | -g | -a]
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
Managerパス\bin\imcf\
- UNIXの場合
-
/opt/jp1imm/bin/imcf/
引数
- -h 論理ホスト名
-
クラスタシステムで運用している場合に,コマンドを実行するホストの論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。クラスタシステムを使用していない場合には指定する必要はありません。
- -i ディレクトリ名
-
jcfexportコマンドでエクスポートしたファイルのディレクトリ名を絶対パス形式,またはjcfimportコマンドを実行する場所からの相対パス形式で指定します。このオプションは省略できません。
- -m
-
ホスト情報だけをインポートします。-c,-r,-g,-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は,引数不正となります。-m,-r,-c,-g,および-aオプションをすべて省略した場合は,-aオプションが仮定されます。
- -r
-
ホスト情報とリモート認証情報だけをインポートします。
-m,-c,-g,-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は,引数不正となります。-m,-r,-c,-g,および-aオプションをすべて省略した場合は,-aオプションが仮定されます。
- -c
-
システムの階層構成およびホスト情報をインポートします。-m,-r,-g,-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は,引数不正となります。-m,-r,-c,-g,および-aオプションをすべて省略した場合は,-aオプションが仮定されます。
- -g
-
ホスト情報,業務グループ情報,監視グループ情報だけをインポートします。
-m,-r,-c,-aオプションと同時に指定できません。指定した場合は,引数不正となります。-m,-r,-c,-g,および-aオプションをすべて省略した場合は,-aオプションが仮定されます。
- -a
-
すべての情報をインポートします。-m,-r,-c,-gオプションと同時に指定できません。指定した場合は,引数不正となります。-m,-r,-c,-g,および-aオプションをすべて省略した場合は,-aオプションが仮定されます。
戻り値
0 |
正常終了 |
4 |
オプション不正 |
8 |
サーバに接続できない |
12 |
メモリーが不足した |
16 |
権限が不正 |
20 |
ファイルエラー,パスが不正など |
24 |
入出力エラーが発生した |
21 |
同時実行数の上限に達した |
120 |
システムエラーが発生した |
124 |
その他エラーにより終了した |
201以上 |
JavaVMの起動エラーが発生した |
使用例
c:\tempの直下にあるエクスポートファイルのすべての情報をインポートする場合
jcfimport -i c:\temp