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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス


jcfallogstat

〈このページの構成〉

機能

リモート監視ログファイルトラップの動作状況を表示します。

このコマンドを実行すると,引数に指定した監視名を持つ,または引数に指定した監視対象ホストを監視対象とするリモート監視ログファイルトラップの動作状況を返します。

なお,同時に実行できるコマンドの数は5個までです。

このコマンドを実行するための条件を次に示します。

形式

jcfallogstat {-o 監視対象ホスト名 [-a 監視名] | ALL}
             [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

Managerパス\bin\imcf\

UNIXの場合

/opt/jp1imm/bin/imcf/

表示形式

jcfallogstatコマンドを実行すると,次の形式で出力結果が表示されます。ただし,ALLを指定していてリモート監視構成にホストが存在しない,または指定したホストがリモート監視構成に存在しない場合は,そのことを示すメッセージが表示されます。

この例では,説明のために行頭に行番号を入れて示しています。

1 Message IDメッセージ

2 Message IDメッセージ

3 [ホスト名]

4 監視名状態

5 監視名状態

6 監視名状態

7 [ホスト名]

8 [ホスト名]

9 △状態

10 :

引数

-o 監視対象ホスト名

動作状況を確認したいリモート監視ログファイルトラップの監視対象ホスト名を指定します。

-a 監視名

動作状況を確認したいリモート監視ログファイルトラップの監視名を指定します。

監視名は30バイト以内の文字列で指定します。使用できる文字は英数字,ハイフン,およびアンダーラインで,先頭の文字は必ず英数字を指定します。大文字,小文字は区別されません。

ALL

すべてのログファイルトラップの監視名を対象とします。

-h 論理ホスト名

このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合は物理ホスト名が設定されます。省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定されている論理ホスト名が設定されます。JP1_HOSTNAMEに論理ホスト名が設定されていない場合は,物理ホスト名が設定されます。

戻り値

0

リモート監視ログファイルトラップがすべて稼働している

1

リモート監視ログファイルトラップが一部稼働している(ALLオプションを指定したとき,または-oオプションだけを指定したとき)

2

一部失敗,またはすべて失敗

4

引数不正

6

サーバに接続できない

7

ホスト情報が不正

14

DB不正

17

権限が不正

18

I/Oエラー

19

リモート監視ログファイルトラップがすべて停止している

21

同時実行数の上限に達した

255

内部エラー

その他の値

その他のエラー

使用例

host1のname1のリモート監視ログファイルトラップの動作状況を表示する場合

jcfallogstat -o host1 -a name1