jcfaleltstat(Windows限定)
機能
リモート監視イベントログトラップの動作状況を表示します。
このコマンドを実行すると,引数に指定した監視対象ホストを監視対象とするリモート監視イベントログトラップの動作状況を返します。
-oオプションでALLを指定していてリモート監視構成にホストが存在しない,またはWindowsではない場合は,そのことを示すメッセージが表示されます。
なお,同時に実行できるコマンドの数は5個までです。
このコマンドを実行するための条件を次に示します。
-
IM構成管理サービスが起動している
-
リモートの監視対象ホストが,リモート監視構成下にある
-
リモートの監視対象ホストが,ホスト情報を収集済みである
形式
jcfaleltstat {-o 監視対象ホスト名 | ALL} [-h 論理ホスト名]
実行権限
Administrators権限
格納先ディレクトリ
Managerパス\bin\imcf\
表示形式
jcfaleltstatコマンドを実行すると,次の形式で出力結果が表示されます。
- 注
-
この例では,説明のために行頭に行番号を入れて示しています。
1 Message ID△メッセージ
2 Message ID△メッセージ
3 ホスト名△状態
4 ホスト名△状態
5 ホスト名△状態
6 :
-
1行目
コマンド実行が開始したことを示すメッセージを表示します。
-
2行目
次の表示範囲を示すメッセージを表示します。
-
すべて
-
指定したホスト
-
指定したホストの指定したイベントログトラップ
-
-
3〜6行目
指定した範囲内のリモートの監視対象ホスト(Windows)のイベントログトラップに関する状態を表示します。表示する状態は,次のとおりです。
-
START:イベントログトラップが起動中の状態
-
STOP:イベントログトラップが停止中の状態
-
EDIT:イベントログトラップの動作定義ファイルが編集されているが,反映していない状態
-
FAIL:次の理由によってイベントログトラップの状態の取得に失敗した状態
・ホスト不正(ホスト情報未収集,または収集失敗状態となっている)
・WMI通信でエラーが発生した
・認証エラー
・I/Oエラー
・排他権取得エラー
・内部エラー
-
引数
- -o 監視対象ホスト名
-
動作状況を確認したいリモート監視イベントログトラップの監視対象ホスト名を指定します。監視対象ホストのOSはWindowsに限ります。
- ALL
-
すべてのリモート監視イベントログトラップを対象とします。
- -h 論理ホスト名
-
このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定されている論理ホスト名が設定されます。JP1_HOSTNAMEに論理ホスト名が設定されていない場合は,物理ホスト名が設定されます。
戻り値
0 |
リモート監視イベントログトラップがすべて稼働している |
1 |
リモート監視イベントログトラップが一部稼働している(ALLオプションを指定したとき) |
2 |
一部失敗,またはすべて失敗 |
4 |
引数不正 |
6 |
サーバに接続できない |
7 |
ホスト情報が不正 |
14 |
DB不正 |
17 |
権限が不正 |
18 |
I/Oエラー |
19 |
リモート監視イベントログトラップがすべて停止している |
21 |
同時実行数の上限に達した |
255 |
内部エラー |
その他の値 |
その他のエラー |
使用例
host1のリモート監視イベントログトラップの動作状況を表示する場合
jcfaleltstat -o host1