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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス


5.6 [エージェント構成編集]画面

[エージェント構成編集]画面は,IM構成管理が管理するシステムの階層構成(IM構成)を編集する画面です。[エージェント構成編集]画面には,システムの階層構成をツリー表示するツリー表示領域,ツリー表示領域で選択したホストに下位のホストがある場合に一覧を表示する[下位ホスト情報],およびシステムの階層構成に追加できるホストの一覧を表示する[ホスト一覧]があります。

エージェント構成からホストを削除して反映すると,マネージャーで保存しているJP1/Baseのプロファイルをすべて削除し,エージェントで稼働しているプロファイルツリーを再度取得します。そのため,マネージャーで保存している未反映のプロファイルはすべて削除されます。

[エージェント構成編集]画面の表示例を次に示します。

図5‒17 [エージェント構成編集]画面の表示例

[図データ]

ツールバー

[エージェント構成編集]画面でよく使う機能をボタンにしています。

[図データ] [最新情報に更新]

ツリー表示領域を最新の情報に更新します。

[図データ] [ヘルプ]

ヘルプを表示します。

ツリー表示領域

システムの階層構成をツリー表示します。[エージェント構成編集]画面のツリー表示領域で表示されるホストを選択して,システムの階層構成を編集します。ツリー表示領域で選択したホストをドラッグ&ドロップして[ホスト一覧]に移動すると,システムの階層構成からホストを削除できます。ツリー表示領域で,ホストを選択して右クリックをすると,切り取り,貼り付け,ホスト追加,ホスト削除,ホスト交換,拠点マネージャー設定,拠点マネージャー解除の操作ができます。ツリー表示領域に表示する項目を次に示します。

表5‒17 ツリー表示領域の項目([エージェント構成編集]画面)

表示項目

説明

+

マネージャーの下にホストがあるときに表示します。

+を選択すると,マネージャーの下にツリーを展開します。

-

マネージャーの下にホストがあるときに表示します。

-を選択すると,展開したツリーを閉じます。

[図データ]

統合マネージャーを示すアイコンです。配下にホストがあるときは,+または-を横に表示します。

[図データ]

中継マネージャーを示すアイコンです。配下にホストがあるときは,+または-を横に表示します。

[図データ]

拠点マネージャーを示すアイコンです。配下にホストがあるときは,+または-を横に表示します。なお,拠点マネージャーの構成を組む場合,拠点マネージャーで定義をしたあとに,統合マネージャーと拠点マネージャーの間でシステムの階層構成の同期を取る必要があります。

[図データ]

エージェントを示すアイコンです。

[更新権取得]

このチェックボックスをチェックすると,システムの階層構成を編集できるようになります。更新権を取得して編集している間,ほかのユーザーはシステムの階層構成を編集できません。

[下位ホスト情報]

下位ホスト情報に表示する項目は,項目名(ホスト名,IPアドレス,ホスト種別など)を右クリックして表示されるメニューから選択できます。

ツリー表示領域から選択した表示項目に関して,下位にあるホストの一覧を表示します。[下位ホスト情報]に表示する項目の一覧を次に示します。

表5‒18 下位ホスト情報に表示する項目

表示項目

説明

ホスト名※1※2

ホスト名を表示します。

IPアドレス※1

管理対象とするホストのManagerホスト上で解決されたIPアドレスを表示します。

ホスト名一覧

ホスト名と,エイリアス名の一覧を表示します。

実ホスト名

実際に設定されているホスト名を表示します。

ホスト種別※1

ホストの種別を次の4種類の中から表示します。

  • 物理ホスト

  • 仮想ホスト

  • 論理ホスト

  • 不明

実行系ホスト※3

論理ホストの実行系になる物理ホストのホスト名を表示します。

待機系ホスト※3

論理ホストの待機系になる物理ホストのホスト名を表示します。

VMMホスト※4

仮想マシンモニターが動作しているホストのホスト名を表示します。また,仮想マシンモニターを管理している仮想化システム管理ホスト名を表示します。

OS名※1

対象ホストのOS名を表示します。

収集状態

管理対象ホストがJP1/Baseに接続して,ホスト情報の収集後の状態を次の3種類の中から表示します。

  • 未収集

  • 収集済み

  • 収集失敗

収集日時

ホスト情報を最後に収集した日時を表示します。

構成種別

構成の種別を表示します。

構成反映日時

マネージャー上でシステムの階層構成を反映した日時を表示します。

構成定義情報が配布されなかったホストについても,システムの階層構成を反映した日時で表示が更新されます。

コメント※1

コメントを表示します。

仮想化管理種別※5

仮想化構成情報に設定された仮想化管理種別を次の中から表示します。

仮想化システム管理ホストの場合

・vCenter

・JP1/SC/CM

・SCVMM

・HCSM

VMMホストの場合

・ESX

・Hyper-V

・KVM

・Virtage※6

リモート通信種別

リモート通信種別を表示します。

注※1 デフォルトで表示します。

注※2 非表示にはできません。

注※3 ホスト種別が「論理ホスト」の場合だけ表示します。

注※4 ホスト種別が「仮想ホスト」の場合だけ表示します。

注※5 基本情報で「仮想化構成情報」を選択した場合だけ表示します。

注※6 「Virtage」は,日立サーバ論理分割機構を指します。

表示項目

下位ホスト情報の表示項目を表示したり,非表示にしたりするには,表示項目を右クリックすると表示されるメニューから指定します。メニューの表示項目名をチェックすると表示し,チェックを外すと非表示になります。灰色のチェックのついている表示項目名は非表示に変更できません。

[ホスト一覧]

ここで表示されるホストの一覧には,システムの階層構成に追加できるホストだけを表示します。すでに編集中のシステムの階層構成に設定されているホスト,およびシステムの階層構成に含まれているホストと実ホスト名が同一のホストは一覧に表示しません。

次に,[エージェント構成編集]画面のメニュー項目を説明します。

表5‒19 [エージェント構成編集]画面のメニュー項目

メニュー

コマンド

機能

ファイル

新規作成

システムの階層構成の情報を新規に作成します。

エージェント構成を開く

ファイルに保存されているJP1/IMシステムの構成情報を読み込みます。

エージェント構成を保存

編集中のJP1/IMシステムの構成情報をファイルに保存します。

サーバからエージェント構成を取得

サーバからJP1/IMシステムの構成情報を取得します。

閉じる

[エージェント構成編集]画面を終了します。

編集

切り取り

ツリー表示領域で選択したノード(ホスト)をコピーします。

貼り付け

コピーしたノード(ホスト)を別のツリーへ貼り付けます。

ホスト追加

ツリー表示領域で選択したノードにホストを追加します。[ホスト選択]画面を表示します。

ホスト削除

ツリー表示領域で選択したノード(ホスト)を削除します。

ホスト交換

ツリー表示領域で選択したノード(ホスト)を交換する,[ホスト交換]画面を表示します。

拠点マネージャー設定

ホストを拠点マネージャーとして設定します。

拠点マネージャー解除

拠点マネージャーの設定を解除します。

元に戻す

一つ前の操作を取り消します。

やり直し

「元に戻す」で実行した操作を取り消します。

操作

エージェント構成の反映

エージェント構成を反映します。

最新ホスト情報に更新

[エージェント構成編集]画面を最新の情報に更新します。

ヘルプ

ヘルプ

ヘルプを表示します。

目次

ヘルプの目次を表示します。

バージョン情報

IM構成管理・ビューアーのバージョン情報を表示します。