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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


7.9.2 非クラスタシステムで論理ホストを運用する場合の環境設定(Windowsの場合)

フェールオーバーしない論理ホスト環境で,JP1/IM - Managerを運用する手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 論理ホスト環境の準備

論理ホスト環境を作成するために,論理ホスト用のディスク領域およびIP アドレスを用意してください。

なお,「7. クラスタシステムでの運用と環境構築(Windowsの場合)」で,共有ディスク・論理IPアドレスと説明している部分は,上記で割り当てた論理ホスト用のディスク領域・IPアドレスに読み替えてください。

(2) 論理ホスト環境のJP1のセットアップ

クラスタシステムの実行系サーバと同じ手順で,論理ホスト環境のJP1をセットアップしてください。なお,クラスタシステムではフェールオーバーする両側のサーバに対してセットアップする必要がありますが,フェールオーバーしない論理ホストでは,動作するサーバだけセットアップしてください。

(3) 論理ホスト環境の自動起動および自動停止の設定

論理ホスト環境のJP1のセットアップ時に,自動起動および自動停止の設定はされません。論理ホスト環境の自動起動および自動停止をする場合は,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 運用ガイド」の「3.3 非クラスタシステムの論理ホスト運用での自動起動および自動停止の設定例」を参照してください。