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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


5.18.4 定義ファイルの作成

ここでは,統合機能メニュー定義ファイルおよびアプリケーション実行定義ファイルに定義する内容,格納場所および定義例を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 統合機能メニュー定義ファイルの作成

統合機能メニュー定義ファイルには,メニューから起動する画面,メニューツリーの上位ノード,メニューに表示するときの名称などを定義します。

(a) 定義する内容

メニューから起動する画面を定義するために,アプリケーション実行定義識別子を指定します。アプリケーション実行定義識別子は,統合機能メニュー定義ファイルで定義した画面をJP1/IM - Viewで識別するためのものです。したがって,統合機能メニュー定義ファイルで指定するアプリケーション実行定義識別子を,アプリケーション実行定義ファイルに定義する必要があります。指定したアプリケーション実行定義識別子は,アプリケーション実行定義ファイルによってパスが解決され,それによってメニューから画面を起動できるようになります。統合機能メニュー定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「統合機能メニュー定義ファイル」(2. 定義ファイル)を参照してください。アプリケーション実行定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「アプリケーション実行定義ファイル」(2. 定義ファイル)を参照してください。

なお,JP1/IMには,統合機能メニュー定義ファイルの記述内容をチェックするためのコマンド「jcofuncfcheck(Windows限定)」が用意されています。このコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcofuncfcheck(Windows限定)」(1. コマンド)を参照してください。

(b) 格納場所

この定義ファイルは,ビューアー上の次のディレクトリに格納します。定義は,JP1/IM - Viewを再起動したあとに有効になります。

Viewパス\conf\function\ja\

(c) 定義例

ここでは,次の例を示します。

アプリケーション

COMPANY社のSAMPLEという名称の製品

フォルダの名称とID

「SAMPLE管理」,ID="company_sample_management"

メニューの名称とID

「SAMPLE管理画面(アプリケーション)」,ID="company_sample_naitive"

「SAMPLE管理画面(WWW)」,ID="company_sample_web"

アイコンファイル

sample_icon.gif

実行ファイル

sample.exe

URL

http://host1/company/sample_url.html

この例では,次のファイル名を使用します。

company_sample_tree.conf

統合機能メニュー定義ファイルの定義例を次に示します。

図5‒2 統合機能メニュー定義ファイルの定義例

[図データ]

この定義によって,[統合機能メニュー]画面のツリー上では,「SAMPLE管理」という名称のフォルダの下に「SAMPLE管理画面(アプリケーション)」および「SAMPLE管理画面(WWW)」という名称のメニューが定義した順序で表示されるようになります。

(2) アプリケーション実行定義ファイルの作成

アプリケーション実行定義ファイルには,統合機能メニュー定義ファイルで定義されたアプリケーション実行定義識別子とパスの関連づけを定義します。

(a) 定義する内容

アプリケーション実行定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「アプリケーション実行定義ファイル」(2. 定義ファイル)を参照してください。

なお,JP1/IMには,アプリケーション実行定義ファイルの記述内容をチェックするためのコマンド「jcoappexecfcheck(Windows限定)」が用意されています。このコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcoappexecfcheck(Windows限定)」(1. コマンド)を参照してください。

(b) 格納場所

この定義ファイルは,ビューアー上の次のディレクトリに格納します。定義は,JP1/IM - Viewを再起動したあとに有効になります。

Viewパス\conf\appexecute\ja\

(c) 定義例

ここでは,モニター画面呼び出しをする場合と同じ例を使用します。この例では,次のファイル名を使用します。

company_sample_app.conf

アプリケーション実行定義ファイルの定義例を次に示します。

図5‒3 アプリケーション実行定義ファイルの定義例

[図データ]