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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


5.2.1 表示フィルターを設定する

[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページ,または[重要イベント]ページに表示するJP1イベントの条件を設定します。

〈この項の構成〉

(1) 表示フィルターを新規に作成する

表示フィルターを新規に作成する手順を次に示します。

  1. イベント一覧に表示されているJP1イベントの属性値を表示条件として利用する場合は,イベント一覧からJP1イベントを選択する。

  2. [イベントコンソール]画面から[表示]−[表示フィルター一覧]を選択する。

    [表示フィルター一覧]画面が表示されます。この画面にはフィルター名が表示されます。

  3. 新規に作成する場合は[追加]ボタンをクリック,既存フィルターを流用する場合は[複製]ボタンをクリックしたあと[編集]ボタンをクリックする。

    [追加]ボタンをクリックすると,[表示フィルター設定]画面が表示されます。

    [複製]ボタンをクリックすると,「コピー 表示フィルター名」がフィルターに追加されます。この場合は「コピー 表示フィルター名」を選択し,[編集]ボタンをクリックして[表示フィルター設定]画面を表示します。

  4. [表示フィルター設定]画面でフィルターの設定をする。

    [表示フィルター設定]画面では次の設定を行います。

    • フィルター名の入力

      設定条件を区別するために,フィルターに名前を付けます。

    • 条件群の設定

      フィルターの通過条件,および除外条件を区別するために,条件群に名前を付けます。

      条件群は,通過条件群,除外条件群それぞれ最大5件設定でき,条件群同士の関係はOR条件となります。

      なお,条件群の設定は[一覧表示]ボタンをクリックして[一覧]を表示状態にしておく必要があります。

      条件群の追加:[追加]ボタンをクリックすると,定義していない名称「条件群n」(nは数字)が追加されます。

      条件群の複製:条件群を選択し,[複製]ボタンをクリックすると,「コピー 選択した条件群名」が追加されます。

      条件群の削除:条件群を選択し,[削除]ボタンをクリックすると,選択した条件群が削除されます。

      条件群のリネーム:条件群を選択すると,選択した条件群の名前が[条件群名]に表示されます。これを編集し,フォーカスを移動すると,条件群の名前が変更されます。

    • 条件の設定(各条件群の詳細設定)

      フィルターの通過条件,または除外条件を設定します。

      条件は,複数の条件を組み合わせて設定でき,条件同士の関係はAND条件となります。

      設定できる項目は,発生元ホスト名※1,登録ホスト名,重大度,オブジェクトタイプ,オブジェクト名,登録名タイプ,登録名,事象種別,ユーザー名,メッセージ,プロダクト名,イベントID,対処状況,アクション※2,および固有の拡張属性です。

      統合監視DBを使用する場合は,設定できる項目に,メモ※3,重大度変更※4,重大度(変更前)※4,表示メッセージ変更※5,メッセージ(変更後)※5,繰り返しイベント※6,および監視抑止ID※6が追加されます。

      注※1 発生元ホストのマッピングを有効にした場合に設定できる項目です。

      注※2 JP1/IM - Rule Operation連携用の設定をした場合は,アクションの種別を条件に指定できます。

      注※3 メモ機能を有効にした場合に設定できる項目です。

      注※4 重大度変更機能を有効にした場合に設定できる項目です。

      注※5 表示メッセージ機能を有効にした場合に設定できる項目です。

      注※6 繰り返しイベントの監視抑止機能を有効にした場合に設定できる項目です。

      [イベントコンソール]画面で選択したJP1イベントの属性値を条件一覧に反映させたいときは,[選択イベント条件入力]ボタンをクリックします。

      繰り返しイベントの監視抑止機能を有効にした場合,[選択イベントの監視抑止ID入力]ボタンが表示されます。[イベントコンソール]画面で選択した繰り返しイベントの監視抑止IDを条件一覧の[監視抑止ID]に反映させたいときは,[選択イベントの監視抑止ID入力]ボタンをクリックします。一つの集約イベントに集約されている繰り返しイベントには同じ監視抑止IDが設定されているため,一つの集約イベントに集約されている繰り返しイベント(選択した繰り返しイベントと同じ監視抑止IDの繰り返しイベント)をフィルタリングする際に使用します。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    [表示フィルター設定]画面が閉じ,[表示フィルター一覧]画面に戻ります。

  6. [OK]ボタンをクリックする。

    設定した内容(フィルターの追加)が有効になり,[表示フィルター一覧]画面が閉じます。

(2) 表示フィルターを変更する

既存の表示フィルターの内容を変更する手順を次に示します。

  1. イベント一覧に表示されているJP1イベントの属性値を表示条件として利用する場合は,イベント一覧からJP1イベントを選択する。

  2. [表示フィルター設定]画面を表示する。

    次に示すどちらかの方法で[表示フィルター設定]画面を表示します。

    • [イベントコンソール]画面から[表示]−[表示フィルター一覧]を選択し,[表示フィルター一覧]画面を表示する。

      次に,[表示フィルター一覧]画面で変更したい表示フィルターを選択し,[編集]ボタンをクリックする。

    • [イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページ,または[重要イベント]ページの[フィルター名]リストボックスから変更したい表示フィルターを選択し,[表示フィルター編集]ボタンをクリックまたはメニューバーから[表示]−[表示フィルター編集]を選択する。

  3. [表示フィルター設定]画面でフィルターの設定内容を編集する。

    [イベントコンソール]画面で選択したJP1イベントの属性値を条件一覧に反映させたいときは,[選択イベント条件入力]ボタンをクリックします。

    [イベントコンソール]画面で選択した繰り返しイベントの監視抑止IDを条件一覧の[監視抑止ID]に反映させたいときは,[選択イベントの監視抑止ID入力]ボタンをクリックします。一つの集約イベントに集約されている繰り返しイベントには同じ監視抑止IDが設定されているため,選択した繰り返しイベントと関連する繰り返しイベントをフィルタリングする際に使用します。

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    [表示フィルター設定]画面が閉じ,[表示フィルター設定]画面を呼び出した画面に戻ります。[表示フィルター一覧]画面に戻った場合は[OK]ボタンをクリックして設定した内容(フィルターの変更)を有効にしてください。

(3) 表示フィルターを削除する

既存の表示フィルターを削除する手順を次に示します。

  1. [イベントコンソール]画面から[表示]−[表示フィルター一覧]を選択する。

    [表示フィルター一覧]画面が表示されます。この画面にはフィルター名が表示されます。

  2. 削除したい表示フィルターを選択して,[削除]ボタンをクリックする。

    選択した表示フィルターが削除されます。

  3. [OK]ボタンをクリックする。

    設定した内容(フィルターの削除)が有効になり,[表示フィルター一覧]画面が閉じます。