4.10 システムの状況に応じた対処アクションの提案機能の設定
システムの状況に応じた対処アクションの提案機能は,システム管理者が運用手順書に基づいて設定します。
提案機能の設定手順を説明します。
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最初に,提案定義ファイルを作成する。
作成時に定義する内容を次に示します。
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対処アクションを表示する条件
どのIM管理ノードに対処アクションを表示するかを定義します。
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対処アクションを表示するユーザーの条件
どのユーザーに対して対処アクションを表示するかを紐づけします。
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対処アクションを提案する条件
JP1イベントの条件や時系列データの個数の条件,コマンドの実行結果の条件など,対処アクションをどんな時に提案するかを定義します。
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対処アクションの内容
REST APIの実行や製品プラグイン関数の実行,イベントの対処状況の変更など,何をするかを定義します。
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作成した提案定義ファイルをjddupdatesuggestionコマンドで,JP1/IM - Manager(インテリジェント統合管理基盤)に反映する。
[統合オペレーション・ビューアー]画面のツリーに,定義したIM管理ノードに提案があることを示す提案アイコンが表示されるようになります。定義した対処アクションの表示条件と一致した場合は,[統合オペレーション・ビューアー]画面の[提案]タブに,対処アクションの内容や前回実行時の情報が表示されます。
提案定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「提案定義ファイル」(2. 定義ファイル)を参照してください。