3.4.4 セントラルスコープで業務グループを監視する
ここでは,セントラルスコープで業務グループを監視するための設定について説明します。業務グループをセントラルスコープに反映する場合は,サーバ指向ツリーにだけ反映できます。
(1) 前提条件
業務グループ情報および監視グループ情報を,セントラルスコープの監視ツリーに反映するための前提条件を次に示します。
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セントラルスコープが有効であり,かつセントラルスコープの監視オブジェクトDBのデータバージョンが081000以降であること
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業務グループが反映済みであること
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IM構成管理のログインユーザーに,JP1_Console資源グループのJP1_CF_Admin権限とJP1_Console_Admin権限の両方が設定されていること
(2) セントラルスコープの監視ツリーに業務グループ情報および監視グループ情報を反映する
次のどちらかの方法で,セントラルスコープの監視ツリーに業務グループ情報および監視グループ情報を反映します。
なお,業務グループと監視グループの階層構成をセントラルスコープの監視ツリーに反映する場合,ホストの表示順が変更になる場合があります。
- 重要
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業務グループ定義のセントラルスコープへの反映(View及びjcfmkcsdataコマンド)で一度反映後に,ホストマッピング機能の有効無効を変更して,デフォルト監視定義を変更して,再度,セントラルスコープに反映する場合,監視定義は最初に反映した際に作成された監視定義が引き継がれます。新しいデフォルト監視定義でご使用になりたい場合は,反映の前にセントラルスコープの業務ツリーを削除してから反映操作を実施してください。
(a) [IM構成管理]画面から反映する
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[IM構成管理]画面メニューバーから[操作]−[業務グループ]−[セントラルスコープ監視ツリー反映]を選択する。
業務グループ情報および監視グループ情報がセントラルスコープの監視ツリーに反映されます。
(b) 業務グループ情報および監視グループ情報をインポートする
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業務グループ情報および監視グループ情報をエクスポートする。
IM構成管理が動作するマネージャーで,jcfexportコマンドを実行し,IM構成管理DBに登録された業務グループ情報および監視グループ情報をエクスポートします。
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業務グループ情報および監視グループ情報だけをエクスポートする場合
jcfexportコマンドを-gオプションを指定して実行してください。
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IM構成管理の管理情報のすべての情報をエクスポートする場合
jcfexportコマンドを-aオプションを指定して実行してください。
エクスポートできるIM構成管理の管理情報については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド」の「7.8.1 IM構成管理でエクスポート・インポートの対象となる情報」を参照してください。
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セントラルスコープの監視ツリー情報をエクスポートする。
同じマネージャーで,jcsdbexportコマンドを実行して,セントラルスコープの監視ツリー情報をエクスポートします。
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エクスポートした業務グループ情報および監視グループ情報とセントラルスコープの監視ツリー情報をマージする。
同じマネージャーで,jcfmkcsdataコマンドを-gオプションを指定して実行して,エクスポートした業務グループ情報および監視グループ情報とセントラルスコープの監視ツリー情報をマージします。
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手順3でマージした情報をセントラルスコープにインポートする。
同じマネージャーで,jcsdbimportコマンドを実行して,エクスポートされた業務グループ情報および監視グループ情報をインポートします。セントラルスコープの監視ツリーに,業務グループおよび監視グループの監視ツリーが追加されます。