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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


3.4.1 業務グループを新規に構築する

業務グループを新規に構築する手順を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 業務グループを設定する

業務グループを作成し,作成した業務グループにホストを割り当てます。業務グループの設定は,次の作業を組み合わせて実施します。

(a) 業務グループの作成

業務グループを新規に作成する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているルートノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[新規作成]を選択する。

    [業務グループの新規作成]画面が表示されます。

  4. [業務グループの新規作成]画面の[業務グループ名],[割り当てJP1資源グループ名],[コメント]を入力する。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    業務グループが新規に作成されます。

[業務グループの新規作成]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.14 [業務グループの新規作成]画面」を参照してください。

(b) 業務グループのプロパティの編集

業務グループのプロパティを編集する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[基本情報編集]を選択する。

    [業務グループ基本情報編集]画面が表示されます。

  4. [業務グループ基本情報編集]画面の[業務グループ名],[割り当てJP1資源グループ名],[コメント]を編集する。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    業務グループの編集内容が登録されます。

[業務グループ基本情報編集]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.15 [業務グループ基本情報編集]画面」を参照してください。

(c) 業務グループの削除

業務グループを削除する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[削除]を選択する。

    業務グループとその下の階層の監視グループがすべて削除されます。

[IM構成管理]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.1 [IM構成管理]画面」を参照してください。

(d) 業務グループに所属するホストの登録または登録解除

業務グループに所属するホストを登録または登録解除する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されている,ホストを登録または登録解除したい業務グループのノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[所属ホストの登録/解除]を選択する。

    [所属ホストの登録/登録解除]画面が表示されます。

  4. [所属ホストの登録/登録解除]画面の[登録候補ホスト]リストから登録したいホストを選択し,[登録]ボタンをクリックする。登録解除したいときは[登録済みホスト]リストから登録解除したいホストを選択し,[解除]ボタンをクリックする。

    選択したホストが登録または登録解除されます。

[所属ホストの登録/登録解除]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.18 [所属ホストの登録/登録解除]画面」を参照してください。

(e) 業務グループに所属するホストの一覧表示

業務グループに所属するホストを一覧表示する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードの中から所属ホストの一覧を表示したい業務グループのノードを選択する。

  3. [業務グループ]ページのノード情報表示領域の[所属ホスト一覧]ボタンをクリックする。

    選択した業務グループに所属しているホストの一覧が表示されます。基本情報を表示したいときは[基本情報]ボタンをクリックします。

[IM構成管理]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.1 [IM構成管理]画面」を参照してください。

(2) 監視グループを設定する

システム全体を監視する管理者は,業務システムを監視する管理者にヒアリングして業務グループ内のホストをグルーピングします。グルーピングした内容を監視グループとして登録します。監視グループは,次に示す手順で設定します。

(a) 監視グループの作成

監視グループを新規に作成する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されている業務グループのノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[新規作成]を選択する。

    [監視グループの新規作成]画面が表示されます。

  4. [監視グループの新規作成]画面の[監視グループ名],[コメント]を入力する。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    選択した業務グループの下の階層に新規に監視グループが作成されます。監視グループを選択した場合は,選択した監視グループの下の階層に新規に監視グループが作成されます。

[監視グループの新規作成]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.16 [監視グループの新規作成]画面」を参照してください。

(b) 監視グループのプロパティの編集

監視グループのプロパティを編集する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[基本情報編集]を選択する。

    [監視グループ基本情報編集]画面が表示されます。

  4. [監視グループ基本情報編集]画面の[監視グループ名],[コメント]を編集する。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    監視グループの編集内容が登録されます。

[監視グループ基本情報編集]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.17 [監視グループ基本情報編集]画面」を参照してください。

(c) 監視グループの削除

監視グループを削除する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[削除]を選択する。

    監視グループとその下の階層の監視グループがすべて削除されます。

(d) 監視グループのコピー

監視グループをコピーする手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[コピー]を選択する。

    監視グループとその下の階層の監視グループがすべてコピーされます。

(e) 監視グループの切り取り

監視グループを切り取る手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[切り取り]を選択する。

    監視グループとその下の階層の監視グループがすべて切り取られます。

(f) 監視グループの貼り付け

3.4.1(2)(d) 監視グループのコピー」または「3.4.1(2)(e) 監視グループの切り取り」で操作をした内容を貼り付けます。貼り付け先に指定できるのは,同じ業務グループのノードだけです。

監視グループを貼り付ける手順を次に示します。

  1. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[貼り付け]を選択する。

    右クリックで選択したノードの下にコピーまたは切り取りをした監視グループが貼り付けられます。貼り付け先に同じ名前の監視グループまたはホストが見つかった場合,[監視グループ名の変更]画面が表示されるので,名称を変更してください。

(g) 監視グループに所属するホストの登録または登録解除

監視グループに所属するホストを登録または登録解除する手順を次に示します。なお,監視グループに所属させるホストは,業務グループにあらかじめ登録しておいてください。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードの中からホストを登録または登録解除したい監視グループのノードを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[所属ホストの登録/解除]を選択する。

    [所属ホストの登録/登録解除]画面が表示されます。

  4. [所属ホストの登録/登録解除]画面の[登録候補ホスト]リストから登録したいホストを選択し,[登録]ボタンをクリックする。登録解除したいときは[登録済みホスト]リストから登録解除したいホストを選択し,[解除]ボタンをクリックする。

    選択したホストが登録または登録解除されます。

[所属ホストの登録/登録解除]画面については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 画面リファレンス」の「5.18 [所属ホストの登録/登録解除]画面」を参照してください。

(h) 監視グループに所属するホストの一覧表示

監視グループに所属するホストを一覧表示する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページのツリー表示領域に表示されているノードの中から所属ホストの一覧を表示したい監視グループのノードを選択する。

  3. [業務グループ]ページのノード情報表示領域の[所属ホスト一覧]ボタンをクリックする。

    選択した監視グループに所属しているホストの一覧が表示されます。基本情報を表示したいときは[基本情報]ボタンをクリックします。

(3) 業務グループを反映する

編集した業務グループと監視グループを,次の手順でIM構成管理DBおよびセントラルコンソールに反映します。

業務グループや監視グループを反映すると,セントラルコンソールの次の定義に指定された業務グループ・監視グループの名称が最新の名称に変更されます。なお,業務グループや監視グループを削除した場合,セントラルコンソールで指定していた業務グループ・監視グループの名称が"/"となり,無効になります。

反映する手順を次に示します。

  1. [IM構成管理]画面の[業務グループ]タブをクリックする。

    [業務グループ]ページが表示されます。

  2. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスをチェックする。

  3. メニューバーから[操作]−[業務グループ]−[業務グループ反映]を選択する。

    [業務グループ]画面の表示内容でホスト情報が更新され,構成定義情報が最新の状態になります。

  4. [業務グループ]ページで[更新権取得]チェックボックスのチェックを外す。

(4) 業務グループの参照・操作制限を設定する

システム管理者は,業務システムを監視する管理者に業務グループの参照・操作制限を設定できます。参照・操作制限を設定する方法については「5.19 業務グループの参照・操作制限の設定」を参照してください。

以上の作業で業務システムを監視する管理者は,自分の業務システムについてだけ参照・操作ができるようになります。