Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


2.3.2 Hitachi PP Installerの使用方法(UNIXの場合)

Hitachi PP Installerは,JP1/IMの提供媒体に格納されています。ここでは,次の操作について説明します。

Hitachi PP Installer実行時のユーザー権限
  • Hitachi PP Installerを使用するときは,root権限が必要です。rootでログインするか,またはsuコマンドでユーザーをrootに変更してください。

〈この項の構成〉

(1) Hitachi PP Installerの起動

Hitachi PP Installerの起動手順を次に示します。

  1. ドライブにJP1/IM - Managerの提供媒体をセットする。

  2. 提供媒体をマウントする。

    マウント方法は,ご使用のOS,ハードウェアおよび環境によって異なります。マウント方法の詳細はOSのマニュアルを参照してください。

    • Linuxの場合

      /bin/mount -r -o mode=0544 /dev/cdrom /mnt/cdrom

    下線部の提供媒体ファイルシステムのマウントディレクトリ名は,環境によって異なりますので注意してください。

  3. Hitachi PP Installerを起動する。

    提供媒体のディレクトリ名やファイル名は,マシン環境によっては記載されている内容と見え方が異なる場合があります。lsコマンドで確認の上,表示されたファイル名を入力してください。

    • Linuxの場合

      /mnt/cdrom/linux/setup /mnt/cdrom

    下線部にはご使用になる提供媒体のマウントディレクトリ名を指定してください。

    重要

    インストール時は/etc/hitachi_setupを実行してHitachi PP Installerを起動しないでください。

  4. 提供媒体をアンマウントする。

    インストール完了後,アンマウントします。アンマウント方法の詳細はOSのマニュアルを参照してください。

    • Linuxの場合

      /bin/umount /mnt/cdrom

    下線部にはご使用になる提供媒体のマウントディレクトリ名を指定してください。

(2) JP1/IM - Managerのインストール

Hitachi PP Installerを使用してJP1/IM - Manager をインストールする方法を説明します。Hitachi PP Installerを起動すると,初期画面が表示されます。

図2‒3 Hitachi PP Installerの初期画面例

[図データ]

初期画面で「I」を入力すると,インストールできるソフトウェアの一覧が表示されます。インストールしたいソフトウェアにカーソルを移動し,スペースバーで選択します。さらに「I」を入力すると,JP1/IM - Managerがインストールされます。インストール完了後,「Q」を入力すると初期画面に戻ります。

(3) JP1/IM - Managerの削除

次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動します。

/etc/hitachi_setup

Hitachi PP Installerの初期画面が表示されます。初期画面については,「図2-3 Hitachi PP Installerの初期画面例」を参照してください。

初期画面で「D」を入力すると,削除できるソフトウェアの一覧が表示されます。削除したいソフトウェアにカーソルを移動し,スペースバーで選択します。さらに「D」を入力すると,ソフトウェアが削除されます。削除完了後,「Q」を入力すると初期画面に戻ります。

(4) バージョン情報の表示

次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installerを起動します。

/etc/hitachi_setup

Hitachi PP Installerの初期画面が表示されます。初期画面については,「図2-3 Hitachi PP Installerの初期画面例」を参照してください。

初期画面で「L」を入力すると,インストール済みの日立製品の一覧が表示されます。