Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド


1.21.2 アンインストール時の注意事項(Windowsの場合)

〈この項の構成〉

(1) 統合トレース機能(HNTRLib2)について

JP1/IM - Viewのアンインストール時に,統合トレース機能(HNTRLib2)はほかの製品が使用していなければ削除されます。

(2) Windows環境への設定

インストール時に追加したシステム環境変数Pathの値は,アンインストール時に削除されます。ただし,統合トレース機能(HNTRLib2)を使用している製品がほかにある場合,HNTRLib2のパス(システムドライブ:\Program Files\Common Files\Hitachi)は削除されません。

注※ Windowsの場合,「システムドライブ:\Program Files」と表記している部分は,インストール時のOS環境変数によって決定されるため,環境によって異なる場合があります。

(3) JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewのアンインストールについて

(4) JP1/Baseのアンインストールについて

JP1/Baseをアンインストールすると,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewの定義情報も削除されます。JP1/Baseを再インストールしても,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewは動作しません。このような場合は,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewをアンインストールしてから,JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewを再インストールする必要があります。

(5) 物理ホストでIMデータベースを手動アンインストールする手順について

物理ホストでIMデータベースを手動でアンインストールする場合,次の手順で行なってください。

  1. Administrators権限のあるユーザーでログオンする。

  2. JP1/IM-Managerのサービス(JP1/IM-Manager)が稼働している場合,停止する。

  3. IMデータベースのサービス(JP1/IM2-Manager DB Server)が稼働している場合,停止する。

  4. 次のフォルダが存在する場合は削除する。

    <セットアップ情報ファイルのIMDBENVDIRの値>\JM0

    <セットアップ情報ファイルのIMDBDIRの値>\imdb

  5. レジストリエディターで次のレジストリを選択し,[InstallGuid]※2の値を確認する。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JM0\{英数字列}※1

    注※1 {英数字列}の例 08042Y

    注※2 [InstallGuid]の値の例 BAB5F425-3C8F-4CD5-9117-DA371EAD50DF

  6. 次のレジストリが存在する場合は,レジストリエディターを使用して削除する。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JM0※1
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{英数字列}※1※2
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBEmbeddedEdition_JM0
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBClusterService_JM0
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\JP1/IM-M_DB_Server

    注※1 Windowsが32bit環境の場合は,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\に読み替えてください。

    注※2 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいこと確認して削除してください。

  7. 次に示すフォルダ(隠しフォルダ)が存在する場合は削除する。

    OSドライブ:\Program Files(x86)\
    InstallShield Installation Information\{英数字列}※1

    注※1 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいことを確認して削除してください。

  8. 次の手順でIMデータベースの設定ファイルを更新する。

    • Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\JM0を削除する。

    • Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\jimdbsetuplist.confをテキストエディターで開き,次のように編集してJP1_DEFAULTを削除し,上書き保存する。

      (編集前) _JM0=JP1_DEFAULT

      (編集後) _JM0=

  9. OSを再起動してください。レジストリエディターの値とメモリ上の値の同期を取るため,必ず実施してください。

(6) クラスタシステムでIMデータベースを手動アンインストールする手順について

クラスタシステムでIMデータベースを手動でアンインストールする場合,次に示す手順で行なってください。

  1. 実行系ホストにAdministrators権限のあるユーザーでログオンする。

  2. 実行系ホストでJP1/IM-Managerのサービス(JP1/IM-Manager_論理ホスト)が稼働している場合,停止する。

  3. 実行系ホストで次のIMデータベースのサービスが稼働している場合,停止する。

    JP1/IM2-Manager DB Server_論理ホスト名

    JP1/IM-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名

  4. 実行系ホストに次のフォルダが存在する場合,削除する。

    <クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBENVDIRの値>\JM<n>※1

    <クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBDIRの値>\imdb

    <クラスタセットアップ情報ファイルのSHAREDBDIRの値>\imdb

    注※1 nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値

  5. レジストリエディターを使用して次のレジストリを選択し,[InstallGuid]※2の値を確認する。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JM<n>\{英数字列}※1※2

    注※1 {英数字列}の例 08042Y

    注※2 [InstallGuid]の値の例 BAB5F425-3C8F-4CD5-9117-DA371EAD50DF

  6. 実行系ホストに次のレジストリが存在する場合は,レジストリエディターを使用して削除する。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JM<n>※1
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{英数字列}※1※2
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBEmbeddedEdition_JM<n>
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBClusterService_JM<n>
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\HiRDBEmbeddedEdition_JM<n>
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\JP1/IM-M_DB_Server_論理ホスト名

    注※1 Windowsが32bit環境の場合は,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\に読み替えてください。

    注※2 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいこと確認して削除してください。

  7. 実行系ホストに次のフォルダ(隠しフォルダ)が存在する場合は,削除する。

    OSドライブ:\Program Files(x86)\InstallShield Installation Information\{英数字列}※1

    注※1 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいことを確認して削除してください。

  8. 実行系ホストで IMデータベースの設定ファイルを,次の手順で更新する。

    • Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\JM<n>※1を削除する。

    • Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\jimdbsetuplist.confをテキストエディターで開き,n+1行目を次のように編集して論理ホスト名を削除し,上書き保存する。

      注※1 nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値

       (編集前)jimdbsetuplist.conf n+1行目

        _JM<n>=論理ホスト名

       (編集後)jimdbsetuplist.conf n+1行目

        _JM<n>=

  9. 実行系ホストでOSを再起動する。

    レジストリエディターの値とメモリ上の値の同期を取るため,必ず実施してください。

  10. 待機系ホストにAdministrators権限のあるユーザーでログオンする。

  11. 待機系ホストでJP1/IM-Managerのサービス(JP1_IM-Manager_論理ホスト名)が稼働している場合,停止する。

  12. 待機系ホストでIMデータベースのサービスが稼働している場合,停止する。

    • JP1/IM-Manager DB Server_論理ホスト名

    • JP1/IM-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名

  13. 待機系ホストに次のフォルダが存在する場合,削除する。

    <クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBENVDIRの値>\_JM<n>※1

    <クラスタセットアップ情報ファイルのIMDBDIRの値>\imdb

    <クラスタセットアップ情報ファイルのSHAREDBDIRの値>\imdb

    注※1 nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値

  14. 待機系ホストに次のレジストリが存在する場合は,レジストリエディターを使用して削除する。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Hitachi\HiRDBEmbeddedEdition_JM<n>※1
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{英数字列}※1※2
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBEmbeddedEdition_JM<n>
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HiRDBClusterService_JM<n>
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\HiRDBEmbeddedEdition_JM<n>
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Eventlog\Application\JP1/IM-M_DB_Server_論理ホスト名

    注※1 Windowsが32bit環境の場合は,HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\に読み替えてください。

    注※2 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいこと確認して削除してください。

  15. 待機系ホストに次のフォルダ(隠しフォルダ)が存在する場合は,削除する。

    OSドライブ:\Program Files(x86)\InstallShield Installation Information\{英数字列}※1

    注※1 {英数字列}が手順5で確認した[InstallGuid]の値と等しいことを確認して削除してください。

  16. 待機系ホストで次の手順でIMデータベースの設定ファイルを更新する。

    • Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\JM<n>※1を削除する。

    • Managerパス\conf\imdb\system\dbconf\jimdbsetuplist.confをテキストエディターで開き,n+1行目を次のように編集して論理ホスト名を削除し,上書き保存する。

    注※1 nはクラスタセットアップ情報ファイルのLOGICALHOSTNUMBERの値

     (編集前)jimdbsetuplist.conf n+1行目

      _JM<n>=論理ホスト名

     (編集後)jimdbsetuplist.conf n+1行目

      _JM<n>=

  17. 待機系ホストでOSを再起動する。

    レジストリエディタの値とメモリ上の値の同期を取るため,必ず実施してください。