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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


付録D.2 セントラルコンソールを使用する上での制限値一覧

セントラルコンソールを使用する上でのJP1/IM - Managerの制限値,JP1/IM - Viewの制限値について,次に示します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/IM - Managerの制限値一覧

JP1/IM - Managerの制限値を次の表に示します。

表D‒2 JP1/IM - Managerの制限値一覧

項目

制限値

IMデータベースを使用する論理ホストの数

9個

1台のJP1/IM - Managerに接続できるJP1/IM - Viewの数

64※5

1台のJP1/IM - Managerが管理できるホストの数(エージェント構成上,JP1/IM - Manager自身のホストとJP1/IM - Manager直下に配置できるJP1/Baseの数)

すべてのエージェント上のJP1/Baseのイベントサーバ設定ファイル(conf)の通信タイプに「close」を指定した場合

IM構成管理DBのサイズをLサイズにした場合:2,500台

IM構成管理DBのサイズをSサイズ,Mサイズにした場合:1,024台

JP1/IM - Managerと同一ホストに配置されているJP1/Baseのバージョンが11-10以前の場合は,管理できるホストの数は1,024台です。

IM構成管理を使用する場合,IM構成管理DBのサイズをLにする必要があります。

エージェント上のJP1/Baseのイベントサーバ設定ファイル(conf)の通信タイプに「close」以外を指定しているホストが1台以上ある場合

UNIXの場合:100台

Windowsの場合:62台

ただし,これらの台数は最大構成です。システム構成およびネットワークトラフィックによって,管理できるホストの数が制限されます。

1台のJP1/IM - Managerからコマンドを実行できるホストの数

2,500台

イベントバッファー(イベントDBから抽出したイベントをバッファリングできる数)

2,000件

イベント取得フィルターの最大長※1

(適用するイベント取得フィルター(通過条件,除外条件の合計)と,有効な基本モードの共通除外条件群の合計のサイズ)

60キロバイト

除外条件群または有効な基本モードの共通除外条件群を設定していない場合

64キロバイト

除外条件群または有効な基本モードの共通除外条件群を設定している場合

共通除外条件の最大長※1

基本モードの場合

64キロバイト(適用するイベント取得フィルター(通過条件,除外条件の合計)と共通除外条件群の合計のサイズ)

拡張モードの場合

15MB

ただし,次に示すとおり共通除外条件拡張定義のパラメーター内に指定する各項目にも制限値があります。

  • 共通除外条件群名:1〜50バイト

  • コメント:1,024バイト

  • イベント条件数:256件

  • イベント条件の合計サイズ:64KB

ユーザーフィルターの最大長※1

1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値)

重要イベントフィルターの最大長※1

64キロバイト

表示フィルターの最大長※1

各JP1ユーザーにつき1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値)

イベント検索※1

64キロバイト

ユーザーフィルターの個数

128個

各フィルターに設定できる条件群(通過条件群,除外条件群それぞれ)の数

  • イベント取得フィルター:1フィルターにつき30個

  • ユーザーフィルター:1フィルターにつき30個

  • 重要イベントフィルター:30個

  • 表示フィルター:1フィルターにつき5個

  • イベント検索:5個

イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルターの個数

50個

イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルター名の最大長

50バイト

イベント取得フィルター一覧で定義できる共通除外条件群の数

基本モードの場合

30件

拡張モードの場合

2,500件

イベント取得フィルター一覧格納ファイルの最大サイズ

1メガバイト

自動アクションの先行入力コマンド数

65,535

自動アクション定義のアクション定義パラメーターの長さ

09-00以降の形式を使用している場合:制限なし

ただし,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目に制限値があります。

  • アクション名:1〜50バイト

  • コメント:1,040バイト

  • イベント条件:4,096バイト

  • ユーザー名:31バイト

  • 実行ホスト名|ホストグループ名:255バイト

  • 業務グループ名|監視グループ名:2,048バイト

  • アクション:4,096バイト

  • 環境変数ファイル名:255バイト

  • 自動アクション定義ファイルのファイルサイズ:22メガバイト(23,068,672バイト)

08-50以前の形式を使用している場合:5,706バイト

ただし,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目にも制限値があります。

  • イベント監視条件の長さ:1,040バイト

  • 実行できるアクションの長さ:4,096バイト

  • アクション実行ユーザー名の長さ:31バイト

  • 環境変数ファイル名の長さ:255バイト

  • 実行先ホスト名の長さ:255バイト

実行先グループ名の長さ

30バイト

イベントガイド情報ファイルのファイルサイズ

1メガバイト

イベントガイドメッセージファイルのファイルサイズ

1メガバイト

イベントガイド情報ファイルに定義できるイベントガイド情報の総数

1,000件

イベントガイドメッセージの置き換え文字(変数)処理とHTMLエンコーディング処理後のイベントガイドメッセージの長さ

196,608文字※2

イベントガイド情報ファイルに指定できるイベントガイドメッセージファイル名の長さ

1,024文字※2

イベントガイド情報に定義できる比較条件の件数

100件

相関イベント発行定義ファイルに定義できる相関イベント発行条件数

1,000件

1件の相関イベント発行条件に定義できる相関の対象範囲の絞り込み条件数

1件

1件の相関イベント発行条件に定義できるイベント条件数

10件

相関イベント発行条件のタイムアウト時間

1〜86,400秒(24時間)

イベント相関タイプのしきい値に指定できる最大値

100件

1件の相関イベント発行条件に定義できる同一属性値条件数

3件

1件の相関イベント発行条件に定義できる同時相関数の数

1件

相関成立イベントの定義に使用する属性値の最大長

2,048バイト

1件の相関イベント発行条件で同時に発行処理できるJP1イベントの組数

1,024組

すべての相関イベント発行条件で同時に発行処理できるJP1イベントの組数

20,000組

ヘルスチェックのタイムアウト時間

216,000秒(60時間)

IEのURLに指定できる文字の長さ

2,046文字

繰り返しイベント条件一覧で定義できる条件数

2,500件

繰り返しイベント条件定義の総サイズ

15メガバイト(15,728,640バイト)

1件の繰り返しイベント条件定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり繰り返しイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 繰り返しイベント条件名:1〜50バイト

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:0〜256件

  • イベント条件のオペランド:65,536バイト※3

  • 同一属性値条件:0〜3件

  • しきい値の発生監視期間:1〜60秒

  • しきい値の発生件数:1〜200件

  • 終了監視期間:1〜86,400秒

  • 抑止継続判定の[時間]:1〜86,400秒

  • 抑止継続判定の[件数]:1〜1,000,000件

JP1/IM - Managerのメール通知機能で1度に指定できるメールのあて先の最大件数

20件

ただし,最大コマンドライン長を超えて複数指定することはできません。

JP1/IM - Managerのメール通知機能でメールを送信できる各項目の最大長

  • メールアドレス:256バイト

  • メール主題:512バイト

  • メール本文:4,096バイト

  • メール本文(1行):512バイト

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる日数

1〜31日

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる基準時刻

0:00〜23:59

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる時間

1〜744時間(31日分となる時間)

重大度変更定義ファイルのファイルサイズ

17メガバイト(17,825,792バイト)

重大度変更機能で定義できる定義数

1,000件

1件の重大度変更定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり重大度変更のイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 重大度変更定義名:1〜50バイト

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:256件

  • イベント条件のオペランド:0〜4,096バイト

表示メッセージ変更機能で定義できる定義数

3,000件

1件の表示メッセージ変更定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり表示メッセージ変更のイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 表示メッセージ変更定義名:1〜50バイト

  • 変更後のメッセージの最大長:1,023バイト※4

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:256件

  • イベント条件のオペランド:0〜4,096バイト

  • 表示メッセージ変更定義ファイルのファイルサイズ:22メガバイト(23,068,672バイト)

注※1 文字列データがシフトJISコードで保持されるため,JP1/IM - Managerが日本語UTF-8コードで動作している場合でも,指定できる文字列長は変わりません。

注※2 半角文字も全角文字もすべて1文字でカウントされます。例えば「AAA」,「あああ」のどちらを指定しても3文字です。

注※3 イベント条件のオペランドのバイト数以外の制限値については,「4.4.3(2) 繰り返しイベント条件に設定できるイベントの比較属性」を参照してください。

注※4 メッセージ長は,JP1/IM - Managerの文字コード設定で換算した値です。

注※5 制限値を超えて統合監視DBへの検索を行った場合,検索を行ったJP1/IM - Viewでエラーメッセージダイアログ(KAVB1661-E,KAVB1671-W)が表示されます。

(2) JP1/IM - Viewの制限値一覧

JP1/IM - Viewの制限値を次に示します。

表D‒3 JP1/IM - Viewの制限値一覧

項目

制限値

1セッション内で起動できるJP1/IM - Viewの起動数(プロセス単位※1

3※2

スクロールバッファー(画面に表示できるイベントの数)

2,000件

画面更新時に取得できるイベントの数

200件

イベント検索時に取得できるイベントの数

2,000件

フィルターの最大長※3

  • 表示フィルター:各JP1ユーザーにつき1メガバイト(複数設定していた場合はその合計値)

  • イベント検索:64キロバイト

表示フィルターの個数

50個

表示フィルターのフィルター名の最大長

50バイト

各フィルターに設定できる条件群の数(通過条件群,除外条件群それぞれ)

  • イベント取得フィルター:1フィルターにつき30個

  • ユーザーフィルター:1フィルターにつき30個

  • 重要イベントフィルター:30個

  • 表示フィルター:1フィルターにつき5個

  • イベント検索:5個

フィルター画面※4の各項目の入力フィールドに入力できる最大長

  • フィルター名

    50バイト([イベント取得条件設定]画面,[表示フィルター設定]画面)

    30,000バイト([ユーザーフィルター詳細設定]画面)

  • 条件群名,共通除外条件群名

    50バイト

  • 上記以外の属性値を複数指定できない項目

    30,000バイト

  • 属性値を複数指定できる項目

    ・イベントID

    ・対象ユーザー名(ユーザーフィルターによる制限の対象となるユーザー名を指定する項目)

    30,000バイト(指定できる属性値の個数:制限なし)

    ・その他の項目

    30,000バイト(指定できる属性値の個数:最大100個)

正規表現で条件を指定する場合に指定できる特殊文字「|」の個数

1つの入力フィールドにつき1,000個

イベント取得フィルター一覧で定義できるフィルターの個数

50個(セントラルコンソール接続時)

イベント取得フィルター一覧で定義できる共通除外条件群の数

基本モードの場合

30件

拡張モードの場合

2,500件

[コマンド実行]画面で指定できる環境変数ファイル名の長さ

255バイト

[コマンド実行]画面で指定できる実行ホスト名の長さ

2,048バイト

自動アクション定義のアクション定義パラメーターの長さ

09-00以降のJP1/IM - Managerに接続している場合:

09-00以降の形式を使用しているとき:制限なし

ただし,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目に制限値があります。

  • アクション名:1〜50バイト

  • コメント:1,040バイト

  • イベント条件:4,096バイト

  • ユーザー名:31バイト

  • 実行ホスト名|ホストグループ名:255バイト

  • 業務グループ名|監視グループ名:2,048バイト

  • アクション:4,096バイト

  • 環境変数ファイル名:255バイト

08-50以前の形式を使用しているとき:5,706バイト

なお,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目にも制限値があります。

  • イベント監視条件の長さ:1,040バイト

  • 実行できるアクションの長さ:4,096バイト

  • アクション実行ユーザー名の長さ:31バイト

  • 環境変数ファイル名の長さ:255バイト

  • 実行先ホスト名の長さ:255バイト

08-00〜08-50のJP1/IM - Managerに接続している場合:5,706バイト

なお,次に示すとおりアクション定義パラメーター内に指定する各項目にも制限値があります。

  • イベント監視条件の長さ:1,040バイト

  • 実行できるアクションの長さ:4,096バイト

  • アクション実行ユーザー名の長さ:31バイト

  • 環境変数ファイル名の長さ:255バイト

[ユーザー環境設定]画面で設定できる[コマンド実行]画面の実行結果表示行数

100〜10,000行

クリップボードにコピーできる文字列データのバイト長

6メガバイト

繰り返しイベント条件一覧で定義できる条件数

2,500件

繰り返しイベント条件定義の総サイズ

15メガバイト(15,728,640バイト)

1件の繰り返しイベント条件定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり繰り返しイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 繰り返しイベント条件名:1〜50バイト

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:0〜256件

  • イベント条件のオペランド:65,536バイト※5

  • 同一属性値条件:0〜3件

  • しきい値の発生監視期間:1〜60秒

  • しきい値の発生件数:1〜200件

  • 終了監視期間:1〜86,400秒

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる日数

1〜31日

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる基準時刻

0:00〜23:59

ログイン時のイベント取得範囲に指定できる時間

1〜744時間(31日分となる時間)

重大度変更機能で定義できる定義数

1,000件

1件の重大度変更定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり重大度変更のイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 重大度変更定義名:1〜50バイト

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:256件

  • イベント条件のオペランド:0〜4,096バイト

  • 重大度変更定義ファイルのファイルサイズ:17メガバイト(17,825,792バイト)

暗号化通信の非暗号化通信ホスト設定でマネージャーホストに指定できる定義数

1,024件

暗号化通信の非暗号化通信ホスト設定でマネージャーホスト名に指定できる文字数

255文字

表示メッセージ変更機能で定義できる定義数

3,000件

1件の表示メッセージ変更定義の長さ

制限なし

ただし,次に示すとおり表示メッセージ変更のイベント条件に設定する各項目に制限値があります。

  • 表示メッセージ変更定義名:1〜50バイト

  • 変更後のメッセージの最大長:1,023バイト※6

  • コメント:0〜1,024バイト

  • イベント条件:256件

  • イベント条件のオペランド:0〜4,096バイト

  • 表示メッセージ変更定義ファイルのファイルサイズ:22メガバイト(23,068,672バイト)

[固有の拡張属性条件詳細設定]画面の入力フィールドに入力できる最大長

  • 属性名

    32バイト

  • 属性値

    30,000バイト

注※1 プロセス単位で起動するビューアーおよび画面を次に示します。

  • セントラルコンソール・ビューアーおよびセントラルスコープ・ビューアー

  • IM構成管理・ビューアー

  • [監視ツリー(編集中)]画面

注※2 JP1/IM - Viewの起動数を増やすとそれに伴い,メモリー所要量,ディスク占有量が増えます。

注※3 文字列データがシフトJISコードで保持されるため,JP1/IM - Managerが日本語UTF-8コードで動作している場合でも,指定できる文字列長は変わりません。

注※4 [重要イベント定義]画面,[イベント検索条件設定]画面,[イベント取得条件設定]画面,[共通除外条件設定]画面,[表示フィルター設定]画面,および[ユーザーフィルター詳細設定]画面です。

注※5 イベント条件のオペランドのバイト数以外の制限値については,「4.4.3(2) 繰り返しイベント条件に設定できるイベントの比較属性」を参照してください。

注※6 メッセージ長は,JP1/IM - Managerの文字コード設定で換算した値です。