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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


13.11.3 証明書の配置

通信暗号化機能で使用する証明書の配置について説明します。

〈この項の構成〉

(1) マネージャーホストとビューアーホスト間の暗号化

マネージャーホストとビューアーホスト間の暗号化で必要な証明書を次に示します。

図13‒29 マネージャーとビューアー間の暗号化通信で必要な証明書

[図データ]

図13-29 マネージャーとビューアー間の暗号化通信で必要な証明書」に加えて,jcochstatコマンドの-hオプションで他ホストのマネージャーの対処状況を変更するために必要な証明書を次の図に示します。

図13‒30 jcochstatコマンドの-hオプション指定で必要な証明書

[図データ]

(2) マネージャーホストと認証サーバ間の暗号化

マネージャーホストと認証サーバ間の暗号化で,必要な証明書を次に示します。なお,認証サーバの通信暗号化(SSL通信)については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

図13‒31 マネージャーと認証サーバ間の暗号化通信で必要な証明書

[図データ]

(3) 上位マネージャーでIM構成管理を使用する場合

階層構成(IM構成)で,上位マネージャーでIM構成管理機能を使用し,かつ下位マネージャーで通信暗号化機能を使用する場合,上位マネージャーホストに下位マネージャーホストのルート証明書を配置します。

IM構成管理の機能については,「7. IM構成管理によるシステムの階層構成の管理」を参照してください。

図13‒32 上位マネージャーでIM構成管理機能を使用する場合に必要な証明書

[図データ]

(4) ルート証明書の配置の詳細

通信暗号化機能では,クライアントに配置したルート証明書を更新・削除するため,ルート証明書がどのサーバに対応するルート証明書か意識してクライアントに配置する必要があります。

暗号化通信のクライアントとなるホストはビューアーホスト,マネージャーホストです。

複数のルート証明書をマネージャーホストに配置する場合は,ルート証明書を結合して一つのファイルにする必要があります。

複数のルート証明書をビューアーホストに配置する場合は,ルート証明書を結合して一つのファイルにする必要はありません。

ルート証明書の更新・削除の主な契機を次に示します。

次に,ルート証明書の配置の詳細について,ビューアーホスト(クライアント)とマネージャーホスト(サーバ)を例にして説明します。