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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


13.9.4 障害レポートの利用

JP1/IM - Viewには,[イベントコンソール]画面に一覧表示されるJP1イベントの情報を保管(CSV出力)する機能があります。イベント検索機能(参照先:「4.6 イベント検索」)との併用で,障害の前後に発生したJP1イベントを一覧表示・CSV出力し,障害の分析に利用できます。

システム運用管理の作業の一つとしてイベント一覧情報の保管(CSV出力)を検討してください。また,統合監視DBを使用している場合,統合監視DBのイベント情報の保管(イベントレポート出力)を検討してください。

メモ

JP1/Baseの障害レポート用機能(jevexportコマンド)について

JP1/IMで利用するJP1/BaseのイベントDBには,さまざまな事象が統一されたフォーマット形式でJP1イベントとして記録されます。定期的にその内容を確認することで,どのホストで問題が数多く発生しているか,また,どの製品で問題が数多く発生しているかなど,JP1イベントを障害レポートとして利用できます。イベントDBの内容を確認するには,JP1/Baseのjevexportコマンドを利用します。jevexportコマンドを利用するとイベントDBの内容をCSVファイルで出力できます。

なお,イベントDBの容量は,決まっている(デフォルトでは片面10メガバイトの合計20メガバイト)ため,その容量に達する前にコマンドを使ってCSV出力する必要があります。定期的に出力することを検討してください。