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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


10.4.1 ファイアウォール対応

JP1/IM,JP1/Baseは,ファイアウォール環境でもファイアウォールの設定をすることで運用できます。パケットフィルタリング型,NAT(スタティックモード)型のファイアウォール環境で使用できます。JP1/IM,JP1/Baseが使用するポート番号は,各マニュアルの付録に記載があるので,それを参考に設定してください。また,設定する際には次に示す内容についても注意してください。

監視対象がWindowsのときは,ファイアウォール経由での使用には適していません。監視対象とJP1/IM - Manager間にファイアウォールを通過させない構成を推奨しています。ただし,NAT変換が実行される環境ではDCOMは機能しません。そのため,監視対象とJP1/IM - Manager間に存在するファイアウォールでNAT変換が実行されている場合,リモート監視による監視はできません。

NAT変換が実行される環境でリモート監視による監視をしたい場合,NAT変換が監視対象とJP1/IM - Manager間ではなく,統合マネージャーと拠点マネージャー間で実行されるように,追加で拠点マネージャーを構築してください。