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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


9.8.1 事象発生元ホストの性能レポートの表示

セントラルコンソールまたはインテリジェント統合管理基盤では,選択したイベントの事象発生元ホストを対象として,事象が発生した時刻の性能を示すJP1/PFM - Web Consoleのレポート画面を直接表示(シングルサインオン)できます。

図9‒12 JP1/IM - Viewからのレポート画面の表示

[図データ]

図9‒13 インテリジェント統合管理基盤からのレポート画面の表示

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 事象発生元ホストの性能レポートを表示する場合の条件

事象発生元ホストの性能レポート表示機能を使用する場合の前提条件を次に示します。

(2) 事象発生元ホストの性能レポートを表示できるJP1イベント

事象発生元ホストの性能レポートは,ダミーイベントを除くJP1イベントから表示できます。

(3) 性能レポートの表示対象となるホスト

性能レポートの表示対象となるホストは,選択したイベントの次に示すイベント属性になります。対象となるイベント属性は,発生元ホストマッピング機能の設定によって異なります。

表9‒5 事象発生元ホスト名に対応するイベント属性

発生元ホストマッピング機能の設定

イベント属性

有効

発生元ホスト名(E.JP1_SOURCEHOST

無効

発行元イベントサーバ名(B.SOURCESERVER

注※ 次に示す注意事項があります。

  • 発生元ホストマッピング機能の有効・無効の設定を変更した場合は,JP1/IM - Viewを再起動し,再度ログインしてください。

  • 発生元ホストマッピング機能を有効にする場合は,発生元ホスト名(E.JP1_SOURCEHOST)に監視したいホスト名が入るようにマッピングを定義してください。

  • リモート監視をしている場合は,発生元ホストマッピングを有効にしてください。

(4) 表示される性能レポートの時刻

選択したイベントのイベント属性「登録時刻(B.TIME)」に設定された時刻の性能レポートを表示します。

なお,性能レポートに表示される時刻は,JP1/PFM - Web Consoleのタイムゾーンで表現されます。

(5) JP1/IM - Viewまたはインテリジェント統合管理基盤からJP1/PFM - Web Consoleへのシングルサインオン

JP1/PFMと連携して事象発生元ホストの性能レポートを表示する場合,JP1/IM - Viewまたはインテリジェント統合管理基盤からJP1/IM - ManagerにログインしているJP1ユーザーで,自動的にJP1/PFM - Web Consoleにログインします。ログインに成功した場合,JP1/PFM - Web Consoleのログイン画面は表示されません。

(6) 事象発生元ホストの性能レポートを表示する場合の設定

事象発生元ホストの性能レポート表示機能を使用するには,性能レポート表示定義ファイルに接続先のJP1/PFM - Web ConsoleのURLを定義する必要があります。

設定の詳細については,JP1/PFMのマニュアルを参照してください。