8.2.4　ヘルスチェック機能の注意事項

ヘルスチェック機能を使用する場合は，次の点に注意してください。

ヘルスチェック機能はプロセス間の通信を行って応答がない場合に異常と判断します。そのため，マシン負荷などの要因によりヘルスチェック用の応答が遅れると，実際にはプロセスのハングアップが発生していなくても異常と判断する場合があります。

ヘルスチェック用の信号を「送信する間隔」および「無応答回数」については，ご使用の環境に合わせて通常の運用中に異常と判断されないよう設定を行ってください。
JP1/IM - Managerホストのシステム負荷が高くなった場合，各機能のプロセスの処理性能が低下し，ヘルスチェック機能がそれを異常だと検知する場合があります。そのため，ヘルスチェック機能を使用する場合はシステム負荷が高くなった時の運用を想定したテストを十分に実施して下さい。その上で，ヘルスチェック定義ファイルに設定する［無応答時間］や［異常とみなす無応答回数］などの定義内容が，お客様の運用において問題無いことを確認してください。