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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


7.8.3 IM構成管理の管理情報のインポート

IM構成管理では,エクスポートした管理情報をインポートできます。

IM構成管理の管理情報は,IM構成管理が動作するマネージャーでjcfimportコマンドを実行するとインポートされます。なお,このコマンドを実行すると,IM構成管理DBに登録されているjcfimportコマンドを実行したマネージャーに関するホスト情報が上書きされます。

IM構成管理による管理情報のインポートの流れを次に示します。

図7‒53 IM構成管理による管理情報のインポートの流れ

[図データ]

インポートを実行するとIM構成管理が保持するデータが変更されるため,インポート前にバックアップすることを推奨します。インポート時にエラーが発生した場合は,インポート前のデータにロールバックされます。

インポートを実行するときに,jcfimportコマンドのオプションを指定すると,入力対象を選択できます。jcfimportコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jcfimport」(1. コマンド)を参照してください。

インポート時に選択できる入力対象の範囲を,次の表に示します。

表7‒48 インポート時に選択できる入力対象の範囲

管理情報(入力情報)

入力対象

ホスト情報(-mオプション)

リモート認証情報(-rオプション)

システムの階層構成(-cオプション)

プロファイル(全体)(-aオプション)

業務グループ情報(-gオプション)

エクスポートデータ情報

×

×

×

×

×

ホスト情報

リモート認証情報

×

×

×

システムの階層構成情報

×

×

×

プロファイル情報

イベント転送設定

×

×

×

×

ログファイルトラップ動作定義ファイル

×

×

×

×

ログファイルトラップ起動定義ファイル

×

×

×

×

イベントログトラップ動作設定

×

×

×

×

ローカルアクション動作設定

×

×

×

×

業務グループ情報

×

×

×

監視グループ情報

×

×

×

(凡例)

○:入力できる

×:入力できない

インポートしたIM構成管理の管理情報を実システムに反映するには,[エージェント構成編集]画面または[リモート監視構成編集]画面で,システムの階層構成の反映を実行する必要があります。システムの階層構成を反映する方法は,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager 構築ガイド」の「3.2.4(3) システムの階層構成をIM構成管理が管理するシステムに反映する」を参照してください。

なお,次の場合にインポートは実行できません。