Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


3.6 関連ノード表示機能

関連ノード表示機能は,監視対象間の関連(ナレッジ)をJP1/IMが管理し,関連ノードのつながりを可視化する機能です。統合オペレーション・ビューアーで選択したIM管理ノードを起点にして,次のどちらかの条件に当てはまるIM管理ノード(関連ノード)を表示します。

注※

IM管理ノードリンクは,他製品連携用のプラグインファイルで生成したオブジェクトと,IM管理ノードリンク定義ファイル(imdd_nodeLink_def.conf)を合わせた情報です。他製品連携用のプラグインファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「4. ユーザー作成プラグイン」を参照してください。

IM管理ノードリンク定義ファイル(imdd_nodeLink_def.conf)については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「IM管理ノードリンク定義ファイル(imdd_nodeLink_def.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。

これらの条件に合致して表示されたIM管理ノード(関連ノード)を,統合オペレーション・ビューアーの[関連ノード]タブに,数珠つなぎで表示します。関連が画面に表示されるため,システムにおける個人スキルのノウハウの共有が容易になります。

図3‒15 関連ノード表示の例

[図データ]

IM管理ノードをクリックすると,選択したノードの関連ノードが表示されます。また,ジョブの実行先ホストや資源グループ名などの関連性を示す情報,および実行先ホストに関係するジョブなどの関連の詳細情報を,同じ画面で確認できます。

関連はその種類によって,画面に表示される色が異なります。また,[関連線フィルター]によって,画面に表示する関連を絞り込むことができます。関連線フィルターの項目とその意味を次に示します。

JP1/AJSと連携した場合
  • rootJobnetExecutionOrder:ルートジョブネット実行順序の関連

  • managerAgent:JP1製品のマネージャーとエージェントの関連

  • rootJobnetAgent:ルートジョブネットとAJSエージェントの関連

  • sameNode:名称が同一のノードの関連

JP1/NNMiと連携した場合
  • L2Connection:JP1/NNMiで管理するレイヤー2接続線の関連

JP1/OAと連携した場合
  • Infrastructure:JP1/OAで管理するインフラリソースの関連

JP1/SSOと連携した場合
  • monitoringConfiguration:監視製品の構成における製品と監視対象の関連

JP1/PFMと連携した場合は,JP1/PFM - ManagerおよびJP1/PFM - RMと監視対象の関連を表示できます。

なお,IM管理ノードツリーの親,または子に該当する場合,ログインユーザーが所属していない資源グループのIM管理ノードは表示されません。