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JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager 導入・設計ガイド


3.5.1 連携製品のモニター起動

インテリジェント統合管理基盤では,統合オペレーション・ビューアーの[イベント一覧]領域に表示されているJP1イベントを選択し,メニューから[モニター起動]をクリックするか,[イベント詳細]ダイアログで[モニター起動]ボタンをクリックすると,その表示内容に関連するアプリケーションの画面を起動できます。これをモニター起動といいます。

モニター起動によって,選択したJP1イベントに関係する画面を直接表示できます。例えば,JP1/AJSでジョブ実行イベントを選択してモニター起動すると,そのジョブの実行状況の管理画面が,上位のジョブネット画面を経由せずに直接呼び出されます。

図3‒13 連携製品のモニター起動例

[図データ]

このように,調査が必要なJP1イベントから直接アプリケーションの画面を起動できるため,作業を迅速に進めることができます。

〈この項の構成〉

(1) 前提条件

連携製品(JP1/AJS3 - Web ConsoleやJP1/PFM - Web Consoleなど)をモニター起動するためには,連携製品のモニター起動の設定が必要です。詳細については,「4.19.1 連携製品のモニター起動」を参照してください。

連携製品をモニター起動するためには,モニター画面呼び出し定義ファイルのEXEC_IDパラメーターの値に「"default_browser"」が設定されている必要があります。そのほかの値はモニター起動の対象外となるため,モニター起動できません。

統合オペレーション・ビューアーでモニター起動する際は,セントラルコンソールで使用するデフォルトのWebブラウザーを起動するのではなく,統合オペレーション・ビューアーが動作しているWebブラウザーから,関連するアプリケーションの画面を表示します。

モニター画面呼び出し定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「モニター画面呼び出し定義ファイル」(2. 定義ファイル)を参照してください。

(2) モニター画面の操作

インテリジェント統合管理基盤から,画面に表示されたJP1イベントに対してモニター画面を呼び出します。このモニター画面上で,JP1イベントを発行したジョブやアプリケーションの詳細を表示したり,それらのジョブやアプリケーションを直接操作したりできます。

また,JP1/IMの定義ファイルの定義によって,連携製品のモニターを起動できるようになります。なお,一つのJP1イベントから起動できるのは,一つのアプリケーションだけです。