Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


付録C.3 クラスタシステムの前提条件

JP1/DH - Serverをクラスタ環境で実行するには,共有ディスクを使用した2台以上のサーバ機によるクラスタ構成とする必要があります。クラスタシステムの前提条件を次の表に示します。

表C‒3 クラスタシステムの前提条件

項番

項目

説明

1

システム構成

  • 共有ディスクを使用した2台以上のサーバによる構成であること。

  • クライアントからクラスタ構成のJP1/DH - Serverへのアクセスは,論理IPアドレスを使用して行う構成となっていて,論理IPアドレスはサーバ機において引き継ぎ可能なアドレスとなっていること。

  • 共有ディスクに,共通のデータを格納したセットアップがされていること。共有ディスクに格納するデータについては「付録C.6 共有ディスクに格納するデータ」を参照してください。

2

共有ディスク

  • 実行系から待機系へ引き継ぎできる共有ディスクが使用できること。

  • 共有ディスクが,不当に複数サーバから使用されないよう排他制御されていること。

  • フェールオーバーしてもファイルに書き込んだ内容が保証されて引き継がれること。

  • フェールオーバー時に共有ディスクを使用中のプロセスがあっても,強制的にフェールオーバーができること。

  • ハードウェア要件に従う共有ディスクを使用していること。

3

ハードウェア

4

ソフトウェア

5

セットアップ

  • JP1/DH -Serverクラスタ構成セットアップ手順書に従い,JP1/DH- Serverのセットアップを行っていること。