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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


6.2.1 起動方法(Linuxの場合)

Linuxの場合に,JP1/DH - Serverを起動する方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) サービスの開始

Linuxの場合に,JP1/DH - Serverのサービスを開始する手順について説明します。

  1. rootユーザで,JP1/DH - Serverマシンにログインします。

  2. データベースのサービス(JP1_DH_DATABASE_SVR)を開始します。

    /sbin/service JP1_DH_DATABASE_SVR start
  3. JP1/DH Webアプリケーションサーバのサービス(JP1_DH_WEBCON)を開始します。

    /sbin/service JP1_DH_WEBCON start
  4. JP1/DH Webサーバを使用する場合は,JP1/DH Webサーバのサービス(JP1_DH_WEBSVR)を開始します。

    /sbin/service JP1_DH_WEBSVR start

なお,すべてのサービスを開始する場合は,次の順序で操作してください。

  1. データベースのサービス(JP1_DH_DATABASE_SVR)

  2. JP1/DH Webアプリケーションサーバのサービス(JP1_DH_WEBCON)

  3. JP1/DH Webサーバのサービス(JP1_DH_WEBSVR)(JP1/DH Webサーバを使用している場合)

(2) JP1/DH - Serverサービスの自動起動の設定(Linuxの場合)

新規インストール後のシステム起動時のJP1/DH - Serverサービスの自動起動の設定は,次の表に示すとおりです。

表6‒2 JP1/DH - Serverサービスの自動起動の設定(Linuxの場合)

名称

設定値

JP1_DH_DATABASE_SVR

有効(on)

JP1_DH_WEBCON

有効(on)

JP1_DH_WEBSVR

無効(off)

自動起動の設定を変更する場合の手順を次に示します。

  1. rootユーザで,JP1/DH - Serverマシンにログインします。

  2. データベースのサービス(JP1_DH_DATABASE_SVR)の設定を変更します。

    自動設定を有効にする場合
    /sbin/chkconfig JP1_DH_DATABASE_SVR on
    自動設定を無効にする場合
    /sbin/chkconfig JP1_DH_DATABASE_SVR off
  3. JP1/DH Webアプリケーションサーバのサービス(JP1_DH_WEBCON)の設定を変更します。

    自動設定を有効にする場合
    /sbin/chkconfig JP1_DH_WEBCON on
    自動設定を無効にする場合
    /sbin/chkconfig JP1_DH_WEBCON off
  4. JP1/DH Webサーバのサービス(JP1_DH_WEBSVR)の設定を変更します。

    自動設定を有効にする場合
    /sbin/chkconfig JP1_DH_WEBSVR on
    自動設定を無効にする場合
    /sbin/chkconfig JP1_DH_WEBSVR off
  5. 自動起動の変更を確認する場合は,次のコマンドを実行します。

    /sbin/chkconfig --list <サービス名>
  6. 出力結果の0〜6がすべてoffであれば自動設定は無効,0,1,6がoff,2〜5がonであれば自動設定は有効となります。

    • 実行例(自動起動が無効の場合)

      /sbin/chkconfig --list JP1_DH_WEBSVR
      JP1_DH_WEBSVR   0:off   1:off   2:on   3:on   4:on   5:on   6:off
    • 実行例(自動起動が有効の場合)

      /sbin/chkconfig --list JP1_DH_WEBSVR
      JP1_DH_WEBSVR   0:off   1:off   2:off   3:off   4:off   5:off   6:off