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JP1 Version 12 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


5.4.4 JP1/DH Webサーバの設定を編集する

JP1/DH Webサーバの設定の詳細を以下に示します。

〈この項の構成〉

(1) httpsd.confの編集

(a) ファイルパス

<インストール先フォルダ>\misc\httpsd\conf\httpsd.conf

注※ Linuxの場合は「/opt/jp1dh/server」に読み替えてください。

(b) 設定内容

以下で説明する項目以外は編集しないでください。編集した場合,システムが正常に起動しない可能性があります。

設定項目

設定値

SSLCertificateFile

5.4.3 SSL通信のための証明書ファイルを作成する」で作成した署名済み証明書ファイルのパスを指定します。

SSLCertificateKeyFile

5.4.1 SSL通信のための秘密鍵ファイルを作成する」で作成した秘密鍵ファイルのパスを指定します。

SSLCertificateKeyPassword

5.4.1 SSL通信のための秘密鍵ファイルを作成する」でパスワード保護付きの秘密鍵ファイルを作成した場合は,本設定項目のコメントアウトを解除し,「5.4.2 パスワードファイルを作成する」で作成したパスワードファイルのパスを指定します。

ProxyPass

下記のように指定します。

ProxyPass / http://サーバのホスト名(FQDN)/

サーバのホスト名は小文字で記述してください。小文字以外で指定した場合,正しく動作しません。

ProxyPassReverse

下記のように指定します。

ProxyPassReverse / http://サーバのホスト名(FQDN)/

サーバのホスト名は小文字で記述してください。小文字以外で指定した場合,正しく動作しません。

Windowsの場合

ThreadsPerChild

リバースプロキシサーバのリクエスト処理プロセスの最大数です。常に最大TCP接続数で通信する場合は,1024に変更します。設定可能な最大値は1024です。

TCP接続数の設定については,マニュアル「JP1/Data Highway - Server システム管理者ガイド」を参照してください。

Linuxの場合

MaxClients

注 設定項目をコメントアウトするには,当該行の先頭に”#”を挿入します。コメントアウトを解除するには,当該行の先頭の”#”を削除します。

(c) 設定内容を反映する

5.4.4 (1) httpsd.confの編集」で編集した内容をJP1/DH Webサーバに反映するため,下記のバッチを実行します。

  • Windowsの場合

    <インストール先フォルダ>\setup_util\deploy_websvr.bat
  • Linuxの場合

    <インストール先フォルダ>/setup_util/deploy_websvr.sh

(d) httpsd.confの修復方法

誤って上記項目以外を変更してしまった場合など,システムが正常に起動しなくなった場合は,下記に示すファイルを「5.4.4 (1) (a) ファイルパス」で示したファイルに上書きして編集し直してください。その後,「5.4.4 (1) (b) 設定内容」以降の手順を再度実行してください。

<インストール先フォルダ>\template\httpsd.conf.template

注※ Linuxの場合は「/opt/jp1dh/server」に読み替えてください。