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JP1 Version 12 ジョブ管理 基本ガイド(高速大容量ファイル転送編)


2.10 一般ユーザがJP1/DH - Serverを利用するために必要な情報を連絡する(部門管理者)

部門管理者は,一般のユーザがJP1/DH - Serverを使えるように必要な情報を連絡します。

操作手順

  1. 一般ユーザに連絡する前に,部門管理者は次のことを確認します。

    • JP1/DH - Serverを利用するユーザがすべて設定されているか。

    • データを配送するグループが,相手のグループのアドレス一覧を表示できるよう設定しているか。

    • 承認者となるユーザを,JP1/DH - Server で承認者として設定しているか。

    • 適切な内容の配送ポリシーおよび承認ルートを組み合わせて配送ルールを作成し,データを配送するグループに設定しているか。

    • ユーザの[所属グループ]タブの[オプションの使用:許可する]チェックボックスにチェックが入っているか。

      重要

      ユーザの[所属グループ]タブの[オプションの使用:許可する]チェックボックスにチェックが入っていないと,オプション機能を使用できません。

      オプション機能を使用できないと,ユーザがJP1/DH - Serverに初めてログインしたときに初期パスワードを変更できません。

  2. 一般のユーザに次の必要項目を連絡します。

    • ユーザIDと初期パスワード

    • JP1/DH - ServerのURL

    • 承認者として設定されているユーザへの作業説明

    • 操作手順書または操作手順書に相当する資料

      例:このマニュアルの3章

      ヒント

      初期パスワードは共通の文字列にしておきます。このようにしておくと,複数のユーザに同じ文面でメールを一括送信できます。

      初回ログイン時には必ず初期パスワードを変更するように指示してください。

次の作業

これでJP1/DH - Serverの運用準備は終了です。次はJP1/DH - Serverで実際にデータを配送します。