1.6 ネットワーク構成を設定する
httpsd.confファイルを編集して,SSL通信用のサーバ証明書をインストールしたり,クライアントマシンからJP1/DH - Serverにアクセスできるようにしたりします。
前提条件
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この作業は,システム管理者がJP1/DH - ServerをインストールしたマシンにビルトインAdministratorユーザでログインして実施します。
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事前にテスト運用または本番運用の秘密鍵とサーバ証明書を準備しておく必要があります。
操作手順
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httpsd.confファイルをテキストエディタで開きます。
httpsd.confファイルの格納先は次のとおりです。
インストールフォルダ\misc\httpsd\conf
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「SSLCertificateFile」にサーバ証明書のパスを指定します。
SSLCertificateFile "サーバ証明書ファイルのパス"
テスト運用または本番運用のサーバ証明書ファイルのパスを指定してください。なお,ファイルパスには,マルチバイト文字およびUnicodeの補助文字を使用しないでください。
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「SSLCertificateKeyFile」に秘密鍵のパスを指定します。
SSLCertificateKeyFile "秘密鍵ファイルのパス"
テスト運用または本番運用の秘密鍵ファイルのパスを指定してください。なお,ファイルパスには,マルチバイト文字およびUnicodeの補助文字を使用しないでください。
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「ProxyPass」および「ProxyPassReverse」にサーバのホスト名を指定します。
ProxyPass / http://サーバのホスト名(FQDN)/ ProxyPassReverse / http://サーバのホスト名(FQDN)/
サーバのホスト名は小文字で指定してください。小文字以外で指定した場合,正しく動作しません。
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「ThreadsPerChild」に,JP1/DH - Serverでデータを送受信するときの通信多重度の最大本数を指定します。
ThreadsPerChild 通信多重度の最大本数
通信多重度の最大本数に指定できる数値は1,024以内です。
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httpsd.confファイルを閉じます。
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httpsd.confファイルの設定内容をJP1/DH - Serverに反映するためにdeploy_websvr.batを実行します。
deploy_websvr.batの格納先は次のとおりです。
インストールフォルダ\setup_util
操作結果
SSL通信用のサーバ証明書のインストールと,クライアントマシンからJP1/DH - Serverにアクセスするための設定が完了しました。
次の作業
JP1/DH - Serverを起動します。
関連項目