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JP1 Version 12 JP1/File Transmission Server/FTP(UNIX(R)用)


3.17.1 定義方法

FTP接続応答メッセージの表示内容を定義する手順を次に示します。

  1. ftsutilコマンドで,「FTP接続応答メッセージの情報抑止」を「CHECK」に指定する。

    [図データ]

  2. FTP接続応答メッセージファイル(ftsbanner)でFTP接続応答メッセージ文字列を記述する。

    FTP接続応答メッセージを任意の文字列にするには,次の定義方法に従い,テキストエディターを使用してFTP接続応答メッセージファイル(ftsbanner)に記述してください。

    [図データ]

注意事項
  • FTP接続応答メッセージファイルは,1行以上で構成されます。

  • 1行に指定できる文字数は,256バイト以内です。256バイトを超える文字は無視されます。

  • ファイルのサイズは,512バイト以内です。512バイトを超えると,ファイルが存在しないものと見なされます。

  • 改行だけの行も有効です。

  • コメントは定義できません。

  • 0バイトの場合,ファイルが存在しないものと見なされます。

  • 接続するFTPクライアントによっては,応答メッセージの形式に制限がある場合があります。接続するFTPクライアントが認識可能な形式でFTP接続応答メッセージファイルに記述してください。

  • 作成するFTP接続応答メッセージファイルの属性は次のようにしてください。

    表3‒25 FTP接続応答メッセージファイル(ftsbanner)の属性

    項目名

    設定内容

    ファイル名

    ftsbanner

    ディレクトリ名

    /var/opt/jp1_fts/sys

    所有者

    スーパーユーザ

    アクセスパーミッション

    所有者に「r」