fts_ftp_syn_request_ex()−伝送要求の登録（同期）−

〈このページの構成〉

形式
機能
引数
注意事項
戻り値

形式

#include <winsock2.h>
#include <apihead.h>
 
BOOL  fts_ftp_syn_request_ex( SOCKET sock, 
                    const char *cardname,
                    FTS_FTP_API_DATA_EX *data,
                    FTS_FTP_API_RETDATA_EX *retdata )

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機能

JP1/FTPに伝送要求を登録し，伝送の終了を待って終了結果を返します。伝送要求の内容は，伝送情報構造体で指定するか，登録済みの伝送カード名を指定することで定義できます。終了結果は，伝送終了情報構造体に返されます。伝送の正常/異常は，伝送終了情報構造体のtrans_statusメンバで判断できます。

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引数

`sock`

fts_ftp_open_ex()の戻り値を指定します。

cardname

登録済みの伝送カード名を指定します。伝送カードの内容に従ってファイル伝送要求を登録します。

data

伝送情報構造体のアドレスを指定します。

cardnameにNULLが指定された場合は，dataに指定された内容に従ってファイル伝送要求を登録します。

cardnameに登録済みの伝送カード名が指定された場合は，伝送カードの内容に従ってファイル伝送要求を登録します。

retdata

伝送終了情報構造体のアドレスを指定します。伝送の終了結果を返します。

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注意事項

この関数は，fts_ftp_open_ex()をコールしたあとでコールしてください。
この関数は，要求した伝送が終了するまで戻りません。
拡張エラー情報を取得する場合は，WSAGetLastError関数をコールする前にほかの関数をコールしないでください。情報がなくなる場合があります。

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戻り値

TRUE

正常

FALSE

異常

伝送要求の登録または伝送終了結果の取得に失敗しました。

拡張エラー情報を取得するには，WSAGetLastError関数を呼び出します。拡張エラー情報の戻り値を次の表に示します。また，下記以外のエラーについては，MSDNのマニュアルを参照してください。

拡張エラー情報の戻り値（16進数，10進数）	説明	リトライの可否
FTS_API_ERROR_NOTSTARTUP （0x2FFFFF00，805306112）	WSAStartup()がコールされていません。	否
FTS_API_ERROR_DISCONNECT （0x2FFFFF05，805306117）	JP1/File Transmission Server/FTP Clientサービスとのコネクションが切断されました。伝送要求を再度登録したい場合は，fts_ftp_close()を発行し，fts_ftp_open_ex()から処理をし直す必要があります。	否
FTS_API_ERROR_NOTREADCARD （0x2FFFFF06，805306118）	指定したカード名称が参照できません。カードが正しく登録されていない場合があります。	否
FTS_API_ERROR_BADFORMAT （0x2FFFFF07，805306119）	引数に誤ったデータタイプのアドレスが指定されています。	否
FTS_API_ERROR_MAXPALTRANS （0x2FFFFF08，805306120）	同時最大伝送数を超えています。ほかの伝送が終了したあと，再度伝送要求を登録してください。	可
FTS_API_ERROR_MEMORY （0x2FFFFF0B，805306123）	メモリを確保できません。	否
FTS_API_ERROR_NOTSOCK （0x2FFFFF0D，805306125）	fts_ftp_open_ex()の戻り値を第1引数に指定していない場合があります。	否
FTS_API_ERROR_LOGIC （0x2FFFFF10，805306128）	API内で論理矛盾エラーが発生しました。	否

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