3.6.1 伝送結果の詳細やエラーを確認する
履歴情報の一覧から,詳細情報を表示します。
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[履歴情報の一覧]ウィンドウから詳細を表示する履歴情報を選択し,[詳細]を選択する。
[詳細情報]ダイアログボックスが表示されます。プロトコルトレース,エラーが出ている場合は,エラーの詳細を確認できます。
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詳細情報を確認後,[OK]をクリックする。
[詳細情報]ダイアログボックスの各表示項目を,次の表に示します。
表3‒7 [詳細情報]ダイアログボックスの表示項目
項目
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表示内容
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伝送番号
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伝送の通番が表示されます。通番はサーバ(着信),クライアント(発信)をそれぞれ別々にカウントします。伝送ごとにユニークな番号になるので履歴を参照する際の識別子として利用できます。伝送番号は最大999999で,この値を超えると0に戻ります。
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伝送カード名
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伝送日時
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伝送の開始から終了までの日時が表示されます。
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相手ホスト名
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伝送要求時に指定した伝送相手が表示されます。システムで定義されているホスト名,またはIPアドレスが表示されます。
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相手ポート番号
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ログインユーザ名
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発着信種別
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送受信種別
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伝送要求時に指定した送受信種別(送信,または受信)が表示されます。
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出力種別
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伝送要求時に指定した出力種別(追加,または上書)が表示されます。
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伝送モード
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伝送要求時に指定した伝送モード(ASCII,またはBINARY)が表示されます。
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圧縮モード
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伝送要求時に指定した圧縮モード(圧縮,または非圧縮)が表示されます。
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終了状態
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ファイル伝送の終了状態(正常,または異常)が表示されます。
プログラムの自動起動に失敗してもファイル伝送自体が正常終了していれば「正常」と表示されます。
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伝送時間
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ファイル伝送に掛かった時間が表示されます。24時間以上掛かった場合,日数の表示はしません。
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伝送サイズ
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伝送したファイルのデータサイズ(バイト)が表示されます。
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接続番号
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JP1/FTP が相手システムと接続したときの識別子です。サーバとクライアントでそれぞれ1から60まで(最大接続数によって最大数は異なります)の番号が表示されます。プロトコルトレースなどの各種トレースは,この接続番号単位に出力するので,該当伝送のトレースを参照するときに使用します。
- 例:[接続番号]が「2」のとき
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クライアントのプロトコルトレースファイル:CSProtocolTrace2
サーバのプロトコルトレースファイル:SSProtocolTrace2
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ローカルファイル名
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リモートファイル名
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コメント
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エラー種別
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伝送状態が異常のとき,次のどれかが表示されます。エラーの詳細は[エラー詳細]で参照できます。
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システムコールエラー
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プロトコルエラー
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論理エラー
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SSL通信エラー
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プロトコルトレース
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伝送の開始から終了までの内部動作が表示されます。
なお,応答コードの前に「*」が付加されている応答は,相手サーバから実際に受信した応答ではなく,JP1/FTPクライアントが内部で生成した応答を示しています。
07-50以降で出力されたプロトコルトレースについては,該当する伝送のトレースが表示されます。なお,該当する伝送のトレースがない場合には,すべてのトレースが表示されます。
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エラー詳細
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エラー種別,発生場所などエラーの詳細が表示されます。
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