4.2.2 Windowsログオン機能の注意事項
Windowsログオン機能を運用する際はマシンの設定や,状態,ログオン対象のユーザーなどに応じて正常に動作しない場合があるため,次に示す注意事項を確認して運用してください。
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Windowsログオンアクションは,Windowsのログオン画面が表示されている状態で実行するようにしてください。
例えば,[「Windowsイベント監視でログオフを監視」→「Windowsログオンアクション」]のようなアクションフローを実行した場合は,ログオフされてからWindowsログオン画面表示までのタイムラグにより,後続のWindowsログオンアクションが異常終了することがあります。このような場合,Windowsログオンアクションの前にスリープ※などを行ってください。
- 注※
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ログオフからWindowsログオン画面が表示されるまでの時間は環境によって異なるため,スリープしても問題がないかどうか事前に検証してください。
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スクリーンセーバーと画面ロックは状態が異なるため,画面ロック解除機能では,スクリーンセーバーの解除はできません。
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Windows10の[ローカルセキュリティポリシー]で,[ローカルポリシー]−[セキュリティオプション]−[対話型ログオン:Ctrl+Alt+Delを必要としない]が「無効」になっていると(デフォルトは未定義),Windowsログオン機能は動作しません。設定を変更する場合は,利用しているシステムのセキュリティポリシーを確認してください。
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ジョブ実行サービスのログオンアカウントを,ローカルシステムアカウント以外に変更した場合,Windowsログオンアクションは異常終了します。